N・S・ハルシャ展に行ってきました。

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かわいいのに味わい深い!
友達や恋人どうしで行ってあーだこーだ喋りたい!
噛めば噛むほど旨味が出る、まったりだららんリラックス展覧会でした。


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 気になる混雑状況は?
3. 例えばこんな作品がありました
 ①第一のキーワードは、無限
 ②第二のキーワードは、マクロとミクロ
 ③絵画以外の面白アート
 ④ぼーっとくつろぐ体験型アート
4. 逆に惜しかったところ
 ①入場料が高い
5. グッズ情報
6. まとめ
7. 割引情報
8. コラボカレーも美味しい!
9. 関連情報


展覧会の基本情報

展覧会名:N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅
場所:森美術館
最寄駅:地下鉄日比谷線 六本木駅(1C出口)
会期:2017/2/4〜6/11
作品数:不明(作品リストが無かった)
所要時間:1時間
観覧料:一般は1800円
ロッカー:あり(100円、使用後返金)



気になる混雑状況は?

かなり空いています。
土曜日の昼間に行きましたが、とても空いていて快適に鑑賞できました。
写真を撮って良い展示なので、人の迷惑など心配することが少なく、その意味でも良かったです。

1800円という強気の値段でマイナーなインド人アーティストの展覧会となると、やっぱりこれくらいガラガラになるかな…といった印象です。

いや、面白い展示もあるんですよ!
個人的にはとても楽しかったしテンション上がったけれども!

1800円かけて見たいかと問われると確かにファンじゃないと厳しいかもしれないです。
同じ六本木ヒルズ内、森アーツセンターギャラリーでは大エルミタージュ美術館展をやっていますし、そちらに人が流れるでしょう。



例えばこんな作品がありました

今回は写真撮影可だったので、弊職が撮影した写真を使っています。

①第一のキーワードは、無限

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N・S・ハルシャ「神がみの創造」(2007年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

ハルシャの作品は、規則正しく人が並び、列を成しているのが特徴です。
しかも、その列に意味があるんですね。

「神がみの創造」で言えば、黒い布です。
1枚の黒い布を大勢がミシンで縫っています。

ところでこの布、始まり終わりはどこなのでしょうか?

どんなに探しても端っこが無いんですよね。
無限ループなのです。
それってなんだかヘンテコじゃないですか?

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N・S・ハルシャ「神がみの創造」(2007年)(部分)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

近づいてみるとこんな感じ。
人間というか、生き返った亡霊みたいですね。
しかもみんな仕草が違う!
単なるコピーペーストじゃない!

加えて、黒い布だと思ったものは、よく見ると光る点々の模様があります。
この、命があるのか無いのかよく分からない人々が作っているのは、宇宙なのです。

死んでは生まれる亡霊が、宇宙という無限を生み出す…
絵画のあちこちに「無限」が込められています。

有限のキャンバスに無限をどうやって表現するのか?
ハルシャがたどり着いた一つの答えなのでしょう。

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N・S・ハルシャ「ここに演説をしにきて」(2008年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

こんな感じで、同じくらいのサイズの人が規則正しく並ぶ構図がよく用いられています。
「ここに演説をしにきて」は文字通りで、演説を待つかのように暇そうな人が描いてあります。
中には有名な人もいるようですよ。
ぜひ探してみてくださいね!



②第二のキーワードは、マクロとミクロ

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N・S・ハルシャ「ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ」(2013年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

ぱっと見、書道の一筆書きに見えますね。
とても大きい作品ですし、大きい筆で豪快に書いたのでしょう。

でも近づいてよく見ると…

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N・S・ハルシャ「ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ」(2013年)(部分)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

宇宙!

一筆書きに見える黒は、実は宇宙だったのです。

ハルシャの作品の面白いところは、マクロな視点とミクロな視点とで全く異なった作品に見えることです。
書道と宇宙…全く違う異次元のものが、実は同じ画面に収まっているのです。
何気なく書いているけどこれって凄いことですよね!

写真だとあまり伝わりませんが、とても美しい宇宙を見ることができます。
近づいてみると、宇宙の深淵さに驚くはずです。



③絵画以外の面白アート

立体の作品も充実しています。

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N・S・ハルシャ「ネイションズ(国家)」(2007/2017年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

大量のミシンとか。
国旗を作っているのですが、糸が絡まったり、端切れが床にボロボロ落ちていたり、
穏やかでない雰囲気が漂います。


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N・S・ハルシャ「レフトオーバーズ(残りもの)」(2008/2017年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

食べかけの食べ物の食品サンプルです。
食べかけだと妙にリアルで匂いまで伝わってきます。
ばっちい…


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N・S・ハルシャ「未来」(2007/2017年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

子供達がデザインしたシャツです。
あら、結構おしゃれ…と思ってしまうあたり、現代アートに毒されています。
ここまでくるとハルシャが何に関与しているのか分からなくなりますけどね!
他人の作品じゃんって思いますけどね!



④ぼーっとくつろぐ体験型アート

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N・S・ハルシャ「空を見つめる人々」(2010年)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

床に空を見上げる人がびっしりと描いてあるので、その上を歩いたり、座ったり、寝転がったりして遊びます。
天井にはが付いているので、自分も空を見上げると、絵の中に完全に溶け込んでしまうのです。
この体験がとっても不思議!

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N・S・ハルシャ「空を見つめる人々」(2010年)(部分)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止 日本」ライセンスでライセンスされています。

人の顔とほぼ同じ大きさでそれぞれの顔が描かれているので、寝転がると本当に絵の中に溶け込んでしまいます。
絵がまたカラフルなので、人間の存在感を打ち消してくるんですよね。

こんなの面白すぎて何時間でも見ていられます。
上を見たとき、自分がどこにいるのか分からなくて、一瞬探すんですよ。

みなさんも上を見上げて鏡に映った自分を探して、写真に収めてみてくださいね!


逆に惜しかったところ

①入場料が高い

冒頭でも書きましたが、同じビルで1600円払えばエルミタージュの名品が見られるのに、
1800円でマイナーなインド人アーティストの個展に行く、という人は非常に少ないでしょう。
スタンプラリー用のノートを買うと400円かかるので、実質2200円なわけです。
ちょっと高いかな…。

ただ、写真を撮って盛り上がることもできるし、体験型アートも含めてかなり広いスペースを使っているんですね。
通常の展覧会とは違った楽しみ方ができる、という意味での1800円なのでしょう。



グッズ情報

インドについての本が非常に充実しています。
インドカレーの本とか。
美味しそうでしたね。

N・S・ハルシャのグッズとしては、トートバッグやノートがかわいいです。
色使いがかわいいですもんね。
ノートはスタンプラリー用として入り口でも購入できます。
400円でした。

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スタンプは6種類です。展覧会の会場内にあるので、探してみてくださいね。
ノートは普通のノート並みのページ数なので、スタンプラリー以外の用途にも使えます。
展覧会の感想メモとか。
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望遠鏡や顕微鏡など、重要なモチーフがスタンプになっています。


まとめ

見るヨガ、感じるヨガがここにある!

芸が細かいので何時間でも見ていられます。
だらだらぼんやり見ているうちに心も体もリラックスできるはず!
これぞアートの癒し効果です。

ぜひ、仲の良い友達や恋人どうしで行ってほしいです。
特に「空を見上げる人々」は寝っ転がってそのまま寝そうになります。

N・S・ハルシャ展、ぜひ行ってみてくださいね!


割引情報

サントリー美術館「絵巻マニア列伝」または国立新美術館「ミュシャ スラヴ叙事詩展」か「草間彌生 わが永遠の魂展の半券をお持ちの方
→半券提示で100円引きとなります。
 詳しくは
あとろ割の記事をご覧ください。



コラボカレーも美味しい!

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辛いものが苦手な弊職でも美味しく頂けたインドカレーです。
食レポはこちら。
バターチキンカレーの感想:N・S・ハルシャ展コラボメニュー


関連情報


N・S・ハルシャ展 公式HP


同じビルにある森アーツセンターギャラリーの展覧会もおすすめ
大エルミタージュ美術館展


その他開催中の展覧会の感想はこちら
茶碗の中の宇宙展
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