いちはらアートミックス 里見エリアに行きました。

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桜も菜の花も綺麗だったし、何より小学校の教室に現代アートがズドンと置いてあるのが面白い!
IAAES(旧里見小学校)、月出工舎(旧月出小学校)、市原湖畔美術館に実際に行って分かった、最高の日帰りモデルコースを案内します。

※土日祝の運行スケジュールです。平日はガラッと異なるので気をつけてください。

9:13 蘇我駅→9:23 五井駅に到着(内房線)

まずはじめに、アクセス難度は普通の田舎程度の厳しさです。

いちはらアートミックスは小湊鉄道沿線で開催されています。
小湊鉄道に乗るためには、内房線の五井駅に行かなければなりません。
五井に行くには、総武線か京葉線で蘇我駅へ行かなくてはなりません。

今回のモデルコースでは9:13に蘇我発の内房線に乗れるよう、逆算して総武線か京葉線に乗る計画を立てましょう。


9:25 五井駅→10:14 里見駅(小湊鉄道)

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写真の小湊鉄道に乗ります。
内房線との乗り継ぎ時間が少ないので、弊職のときは出発まで少し待ってくれました。
ですが、いつも待ってくれるか分からないので、乗り継ぎは急ぎめにお願いします。

また、小湊鉄道ではSuicaなどのICカードは使えません。
電車内で切符を売ってくれるので、乗車駅と降車駅を伝えましょう。
ちなみに、今回のモデルコースでは1日フリーパス(¥1,800)がお得です。

混雑する日は臨時で車両を増やしてくれます。
五井駅はホームが大きいので良いのですが、もっと下ると無人駅の小さい駅に停まることになります。
すると、ホームの長さが足りないので、増量した車両から降りることはできません。

その場合、連結部分を通って隣の車両から降りることになります。
そろそろ目的地かな、と思ったら乗り過ごさないよう気をつけてくださいね。


10:20 里見駅から無料バス

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こちらのオレンジのバスに乗ります。
電車が多少遅れても、お客さんが乗るまで待ってくれるので落ち着きましょう。

こちらのバスは無料で乗ることができます。
一方通行なので、IAAES→月出工舎→湖畔美術館と周ります。


10:27 IAAES(旧里見小学校) 到着

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外観はこんな感じ。

1つめの目的地に到着しました!
滞在時間は1時間です。
展示作品を全て見ることができ、かつ手持ち無沙汰にもならない、丁度良い時間でした。

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世界土協会「Dirt Restaurant ー土のレストランー」

高級レストラン…かと思ったら、ワイングラスの中には土が!!!

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レオニート・チシコフ「想像の月の博物館」

真っ暗な部屋でぼんやりと月が光る、新鮮な癒し空間でした。

IAAESは、教室の中なのに世界観が物凄く濃い作品が多かったです。
全部見終わるまであまり時間はかからないので、次のバスが来るまで、気に入った教室に入り浸るのも楽しいですね。


11:32 IAAES→11:49 月出工舎(無料バス)

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外観はこんな感じ。
月出工舎の滞在時間は2時間です。

月出工舎はバス停から3分ほど歩きます。
帰りはバスの時間ギリギリにならないよう、注意してくださいね。

着いたらまずはお昼ご飯!
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小学校に入ってすぐの所にある、ニワコヤさんです。

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こちらは限定ランチ(¥1,000)
メニューは日替わりのようです。
たけのこの天ぷらが美味しかったなぁ…
お食事が来るのを待つ間、店内のアート作品を観ると良いでしょう。

食べ終わったら、建物の内外の作品を楽しみましょう。

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チョウハシトオル「火処の大屋根」

なぜ、かまどなのか…
人間と自然との関係を再考しているらしいです。(ガイドブックの受け売り)

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岩間賢「うたつち」

土でできてる!しかもプールにある!
これだけ巨大なものがあると圧倒されます。
フォルムも可愛いですよね。
(雨が降ったらどうなるんだろう!?)

月出工舎は野外の広いスペースを生かした展示が印象的でした。
ぜひ、天気が良いときに行って欲しいです!


13:49 月出工舎→14:07 市原湖畔美術館

先にも書きましたが、月出工舎からバス停までは3分くらい歩くので、
13:45頃には小学校を出発しましょう。

市原湖畔美術館はこちらです。
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ここでの滞在時間は1時間ちょっとです。
短く感じられますが、十分かと思います。

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KOSUGE1-16「Heigh-Ho」

可愛いような、気持ち悪いような…
穴がポカポカ空いているので、光の差し込み方によって見え方が変わるし、影の形も変わって面白いです。

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アコンチ・スタジオ「Museum-Starrs/Roof of Needles & Pins」

硬そうな鉄の棒…
と思いきや、風でゆらゆら揺れるし、しなるんですよ!
手で触っただけでも驚くほど簡単に揺れるので、とても面白いです。

その他、企画展ではカールステン・ニコライ氏の個展をやっています。
いちはらアートミックスのパスポートを提示すると¥500円で観ることができるので、お得ですよ!


15:22 市原湖畔美術館→15:31 里見駅

もっとゆっくりしたい方は1時間後のバスでも良いかと思います。
弊職も本当はカフェでゆっくりしたかったのですが、混んでいたので…
また、この時間に出発すると、小湊鉄道のトロッコ電車に乗れるというメリットがあります!


15:45 里見駅を五井方面に出発(小湊鉄道)

上りは反対側のホームから電車に乗るので、電車が来る前に渡っておいてくださいね。

トロッコ電車なので窓が開いており、非常に開放的です。
普通の列車タイプの車両でも窓を開けられます。

時速30kmとのろのろ運転なので、車に抜かされました。
また、車掌さんがアナウンスで地域の情報や、「キジがいます」「寝転がって写真を撮っている人がいます」など、
のどかすぎてビックリな情報をリアルタイムで教えてくれます。
車内販売や記念撮影などもあるようです。

16:11 上総牛久に到着したら、ここで乗り換えです。
トロッコ電車ではなく、普通の電車に乗り換えます。
乗り換えのホームは駅に着く前にアナウンスされるので、聞いておきましょう。


16:19 上総牛久から五井方面へ(小湊鉄道)

ここまで来ればもう大丈夫ですよね!
来た道を戻る形になるので、五井に着いたら蘇我、蘇我からは総武線または京葉線です。

このスケジュールでいけば、都心なら18時台には帰宅できるかと思います。


注意点:ガイドブックは必ず買っておこう!

小湊鉄道は1時間に1本しか来ません。
それに伴いバスも1時間に1本です。

ということは、下調べもせず適当に行くと、効率良く周ることができず、移動に時間を取られるだけの大変な旅になってしまいます。

自分がどの作品を観たいのか?
どのエリアに行けば良いのか?
そこへ行くための電車とバスは何時に出るのか?

しっかり調べてから行きましょう。
この記事のモデルコースで行く場合はあまり心配いらないと思いますが、
養老渓谷まで行く場合は本当に注意です。
終電逃して帰って来られない!なんてことにならないようにしてくださいね!

ガイドブックは全国の書店か、Amazonでも買えます。




まとめ

都心から1時間なんてウソだ!

いちはらアートミックスの売りは都心からの近さですが、
お世辞にも近いとは言えないですね…
2時間以上かかる人の方が多いと思います。

ですが、日帰りで効率的にアート巡りをするなら、このプランしか無いです。
里見エリアにお越しのみなさん!
ぜひこのモデルコースを参考にしてみてくださいね!
特に混雑にも巻き込まれず、とても快適な旅でした!


関連情報

こちらの記事もご参考にどうぞ。
IAAES(旧里見小学校)の見どころ:いちはらアートミックス2017
月出工舎(旧月出小学校)の見どころ:いちはらアートミックス2017
【緊急】いちはらアートミックスのガイドブックを入手しました。


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いちはらアートミックス2017 公式HP


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