いちはらアートミックス2017、IAAES(旧里見小学校)に行ってきました。

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教室の1つ1つは、異次元に繋がっていた!

小学校の教室を舞台に、アーティストたちが個性的な表現空間を創作していました。
1人1部屋なので、彼らの表現したいことが四方からビシビシと伝わってきます。
この記事では、弊職が最高だと思った展示を見どころとしてご紹介しますね。


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 気になる混雑状況は?
3. IAAES(旧里見小学校)でおすすめの作品
 ①世界土協会「Dirt Restaurant ー土のレストランー」
 ②豊福亮「美術室」
 ③レオニート・チシコフ「想像の月の博物館」
4. まとめ
5. おまけ
6. 関連情報


展覧会の基本情報

展覧会名:いちはらアート×ミックス2017
場所:市原市
最寄駅:IAAESは里見駅から無料周遊バスで7分
会期:2017/4/8〜5/14
作品数:約20点
所要時間:1時間
観覧料:一般は共通パスポートは2000円



気になる混雑状況は?

基本的には混んでいないです。
天候に左右されると思うので、雨天の場合はガラガラでしょうね。
天気が良くても、かなり空いている方です。

周遊バスが1時間に1本程度なので、他のお客さんと一緒に移動するような感じになります。
みんな移動のタイミングが同じなので、それも面白いです。



IAAES(旧里見小学校)でおすすめの作品

①世界土協会「Dirt Restaurant ー土のレストランー」

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わー!高級レストランだ!
背もたれの高い椅子といい、折り畳まれたナプキンといい、高級レストランの装いです。

しかし、よく見てください。
ワイングラスの中に入っているのは、土!

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採集の様子が流れるビデオと、エピソードが書かれた紙も置いてあります。
この展示は、土の匂いや見た目、その土地の風土にスポットライトを当てた展示なのです。

色々な土を比較してみると、カラカラに乾いた土もあれば、ヌルヌル光る湿った土もありました。
その土地の天候を反映しているんですよね。
それはつまり、生態系や文化の根底にあるものなのです。

そういえば、旧約聖書によると神は土をコネコネして最初の人類であるアダムを創ったそうです。
人間はいつか死んで土に還りますから、我々は土から生まれ、土に戻る生き物なのかもしれません。
(なんか深そうなことを言ってみた)

何が面白いかっていうと、深いのか浅いのかよく分からないところですよね!
とにかく、人工的なおしゃれ空間で土の匂いを嗅ぐ、という矛盾した体験が面白いのです。
荘厳な雰囲気なのに味わうのは土!というね。
もう爆笑ですよ、本当。


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こんな感じでラボ的なところの右側に、土のレストランがあります。
ラボはラボで良い雰囲気ですよね。
作り込み方がリアルで理系の本能を掻き立てられます。

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次回、土ソムリエがいらっしゃるのはゴールデンウィークだそうです。



②豊福亮「美術室」

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この展示空間も凄かった!
模写だけど名画が四方に敷き詰められているんですね。
ゴッホだ!フェルメール!
知ってる!これも知ってる!と絵を観ては大騒ぎ。

教室だった場所とはまるで思えない演出です。
床は赤絨毯だし、天井にはシャンデリアが!

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世界の名画が集結したら…という「もしも」を実現してしまった展示。
模写だと分かっているのに、なんでこんなにテンションが上がっているのか?
感性って不思議なものだなーと思いました。

弊職の妄想としては、ここは悪名高き贋作師の作業部屋。
名画の贋作を作っては富豪に売りつけ、汚れた金で設えた成金趣味のシャンデリアと赤絨毯。
やがて彼の悪事は明るみになり、オディロン・ルドンの「キュクロプス」を作成中に部屋に乗り込んできた警官たちによって逮捕される。
しかし、あまりにも絢爛豪華な部屋は取り壊されず、彼の死後もそのままの状態で観光名所になったのであった…

という感じです。
変な妄想をさせる力があの部屋にはあります。

本展示は贋作ではなく、模写ですので合法です。
詳しくはよくわかる贋作とレプリカの違いをご覧ください。



③レオニート・チシコフ「想像の月の博物館」

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こういう展示なんですね!
ガイドブックで見たのは月のイラストだったので、想像を上回る美しさに驚きました。
暗闇の中でぼんやり光り、道を照らす月が教室にありました。

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著名な芸術家にとっての月とは何か?
という問いに素直に向き合い、柔らかに光を放つ彫刻を作ってしまったチシコフ。
月に関する絵本も作るくらい、彼にとっては重要なモチーフなのです。

触れられるくらいの近さに月がある。
そんな素敵な体験をさせて貰いました。
とても幻想的な空間です。

ちなみに、チシコフ氏は月をテーマにした絵本を描いています。


風邪を引いた月が地上に降りてきてしまうお話です。
チシコフ作品の月が触れられる距離にあるのと同じような設定なので、作品を鑑賞した後に読むと素敵なデジャブを感じられます。



まとめ

「面白さ」高密度のアート空間!

教室1つに1人のアーティストなので、部屋全体が1人の個性に染められています。
気に入った空間には何時間でも居たくなりますね。
文字通り、どっぷり浸かれます。

IAAESには他にも芸が細かいというか、クセの強い展示が印象的でした。
鑑賞時間は1時間もあれば十分ですが、とっても濃い時間を堪能してくださいね!


おまけ

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2階の端っこに落書きできる黒板があります。
いつでも参加できるので、皆さんも訪れた記念に何か描いてみてくださいね。
僭越ながら弊職も足跡を残してきました。



関連情報

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いちはらアートミックス2017 公式HP



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