BRUTAS、好きですか?



男性ライフスタイルというカテゴリのようですが、
女性も、というか、カッコいい大人全員が読むべき雑誌です。

特に今回は美術特集!
画家の山口晃さんが選ぶ名画100選です。
それでは、早速中身を見ていきましょう。


ラファエロの良さが分からない

山口晃さんの解説は中々エッジが効いています。
ピカソやゴッホなど、誰もが知っている画家の絵を紹介しながら、
同業者だからこそ正直に斬ってきます。

例えば、

西洋に於いてラファエロの何処がそんなに評価されているのかいま一つ解りません
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ラファエロ・サンツィオ「エリザベッタ・ゴンザーガの肖像」

なぜこの絵を選んできてしまったのか…
ゴンザーガ!って感じの女性ですね。


何だかみやげ物みたいな絵だなぁと実物を前にして思ってしまいました
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フランソワ・ブーシェ「ディアナの水浴」

何みやげなんだろう…凄い斬り方です。


アングルの絵には何処か騙された様な釈然としなさがあって妙な心持ちにさせられます
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ドミニク・アングル「ユピテルとテティス」

まあ確かに。上手いけれど状況の意味が分からないですね。


今さら何を言えと? モナリザの近寄れなさ何とかしてほしいです
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レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」(ルーブル美術館版)

もはや岩窟の聖母の解説ですらない…。
オフシーズンにパリへ行ったときは全然人がいなかったのでオススメです。
(ガラスケース越しなのは仕方ないけどね!)


と、中々バッサリと斬ってくれています。

名画として美術史に残っている作品って、どうしても批判しにくいところがあるじゃないですか。
でも、山口さんは同業者としての目線で、きちんと作品と向き合って素直な感想を分かりやすく言葉にしてくださっています。

山口さんはきっと、絵画の見方は自由だと教えてくれているのです!
(もちろん引用は偏見で選んでいまして、褒め記事の方が多いのですよ!)


同業者もうなる先達の技量

感覚的な感想も興味深いのですが、さすがだな、と感じるのは専門的な解説です。

例えば、
人物なら肌の質感、表情、
静物ならモノの後ろ側を感じさせる描きこみ、
背景なら遠近感。

さらに、
デッサンの正確さ、
下書きの線が残っていること、
絵の具の混ぜ方、
模写した時の思い出。

絵を描く人の感想って、こうなんですね!
テンペラがどうのとか、油彩だとどうのとか、そういった技巧的でマニアックな所に踏み込み、作品の良さを語っています。
素人的にはとても面白いです。

プロはどう見るか?的な感想本は、1冊持っておくと役立ちますよ。
鑑賞力のレベルアップに繋がります。
弊職も熟読しないと。


まとめ

「死ぬまでにこの目で見たい西洋絵画100」
とありますが、本人も言及しているように、山口さんがコメントしているのは91点です。

そんな緩い特集ですが、91点でもかなり読み応えがあります…!
6/1に発売になったので、皆さんもチェックしてみてくださいね!
Kindle、楽天koboの電子書籍なら100円以上もお得です。

雑誌なのでいつ販売が終了するか分からないです。
下のリンクから確認してみてくださいね。

BRUTUS(ブルータス) 2017年 6/15号[死ぬまでにこの目で見たい 西洋絵画100]

マガジンハウス 2017-06-01
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