アルチンボルド、好きですか?

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ジュゼッペ・アルチンボルド「ウェルトゥムヌスに扮したルドルフ2世」(1590年頃)

2017年には西洋美術館の「アルチンボルド展」で彼の名作が揃って来日し、
2018年にはBunkamura ザ・ミュージアムの「ルドルフ2世の驚異の世界展」で上の絵が来日します。
今日本でアルチンボルド・フィーバーが起こりつつあることは、誰の目にも明らかですね!

そんな最もアツイ画家、アルチンボルドの絵を見られる「アルチンボルド展」と「ルドルフ2世の驚異の世界展」の応援企画として、

顔認識アプリSNOWで、アルチンボルドの絵は顔認識されるのか!?

という実験をしてみました!

SNOWってなに?という方はこのサイトが参考になります。
http://www.tontonpig.com/entry/2016/07/17/073100(外部サイト)
https://m-ochiai.net/snow/(外部サイト)


ルドルフ2世の写真を用意しよう!

やり方は簡単です。
SNOWをインストールしたスマホと、ルドルフ2世を表示するタブレットやPC、または印刷物があればOKです。

SNOWはスマホに保存された画像では顔認識できないので、スマホとは別に画像を用意してくださいね。
このブログの画像を保存したり印刷したりして頂いて構いません。
(Public Domainと明記されたものを選んだので)

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↑右がタブレットにルドルフ2世を表示させたところ。
絵が寂しかったので芸術新潮も写しました。

この画面のようにスマホとは別にルドルフ2世を用意したら、あとはスマホでSNOWを起動して撮影するだけ!


顔認識してみよう!

さて、SNOWがちゃんと野菜顔を読み取ってくれるかな…。
いくらアルチンボルドの絵が上手いからといっても、さすがに無理かな…。

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おや?サングラスがかかった!

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わー!鼻息出てる!
ほっぺも膨らんでる!自然に膨らんでるよ!

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野菜の色と炎の赤が絶妙にマッチ!
野菜が燃えてる!野菜炒めが食べたくなりますね!

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無論、こんなこともできます。
犬耳とメガネ、結構似合ってません?

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増えた!SNOWってこんな加工もできるんですね!
なんか可愛い!

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えーっと…そろそろ怒られそうな気がしてきた…。


結論:SNOWは野菜顔も認識できる!

これは新しい発見です。
何なら美術史に風穴を開ける新事実だと言っても過言ではありません(過言)。

しかし人間の顔を撮影するアプリでも絵が認識されるということは、それだけアルチンボルドの絵が上手いという証明でもあるのです。
一見だまし絵のようだけど、人間の特徴を捉えた写実的な絵画、と言えるのではないでしょうか。
(SNOWの判定が優しい説もあるけど)

ところで、SNOWにはもっとキテレツなスタンプがありますよね。
弊職は進撃の巨人のキャラになれるやつが好きです。
しかし、そこまで原型を消すスタンプを重ねる勇気はありませんでした…。

あくまでも、アルチンボルドへのリスペクトから始まった企画ですからね!
興味がある方はご自身でお試しくださいませ!
(美術関係者に嫌われて美術館出禁になったら困るの!)


撮影するときのコツ

さぁ、自分でもやってみよう!と思ったあなた。
ありがとうございます!
でも中々認識されなくって困っていませんか?

ちょっとしたコツがあるのです。
スマホと絵を少し離してみてください。
認識されなければ、もう少し離してみてください。

距離を取ってみると、認識されるようになります。
ルドルフ2世の顔にスタンプが重なったら、絵に近づいてOKです。
是非、アップで撮影しましょう!


関連情報

記事中でも登場したアルチンボルド特集の芸術新潮です。

芸術新潮 2017年 07 月号

新潮社 2017-06-24
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国立西洋美術館のアルチンボルド展。
感想の記事はこちらです。
アルチンボルド展〜おふざけと真面目が混在した画業の感想と解釈〜

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