レオナルド×ミケランジェロ展、行きましたか?

もう行った人は、復習ができる。
まだの人は、予習ができる。
しかも漫画で!

ちょうど良いのを見つけたんですよ!
展覧会の企画者がこれを元ネタにしているとしか思えないほどです。

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※弊職の単調な文章ではみなさんが飽きてしまうと思うので、所々ミケランジェロの神のごとき作品を掲載していきますね。


物語はレダと白鳥から始まる

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失われたミケランジェロ作品に基づく「レダと白鳥」(1530年以降)

ミケランジェロ本人による作品は失われてしまっているので、展覧会には模写が出品されています。
漫画の物語は、レダと白鳥の絵を注文主に見せたところ、ショボいとけなされ、ミケランジェロがブチ切れる場面から始まります。

失礼な話ですよね!
官能筋肉羽毛を両立した絵なんてミケランジェロ以外にあり得ませんよ!

その絵が燃やされてしまった理由や、それでもレダの素描は残っていることまで、ギャグ漫画なのに細かく書いてあります。
そのレダの素描が、展覧会のために来日してるなんて…
漫画と展覧会がリンクして、レダと白鳥が大好きになりましたよ。
もうね、あの絵の女性の伏し目がちな顔を思い出すだけで胸がぎゅーっとなります。


ページをめくる手が止まらないギャグ漫画

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ミケランジェロ・ブオナローティ「最後の審判」(1537-1541年)

ミケランジェロ=天才!

というイメージのためか、雲の上の聖人だと思い込んでいるんですよね。
あれだけ美しい彫刻や絵画を作るのだから、人格も容姿も優れていて、非の打ち所がない人なんだろうなぁ、と。

しかし!
実際は正反対!!


ものすごーく口が悪く思ったことをすぐに口に出してケンカになるし、
ケンカになって殴られて鼻がぺちゃんこになるし、
23歳年上のレオナルド・ダ・ヴィンチに対してもケンカ腰だし、
ローマ教皇に対しても自分の主張を曲げません。

良い性格してますよね。
羨ましいほどの度胸です。

そんなミケランジェロの激しい性格をコミカルに描いたこの漫画には、彼の人生のすべてが詰まっています。
ミケランジェロ本の中で最も笑えて分かりやすいので、内容がすんなり頭に入る作品です。

もちろん、沢山の弟子に愛されていたミケランジェロは、肝心なところで人格者だったと思います。
だけど、偉人であればあるほど、ダメダメな部分を知りたいじゃないですか。
その方が魅力的だし、親しみやすいんですよね。
ミケランジェロの不真面目な部分は、この漫画が全て教えてくれました。


事実に基づいているからこその感動

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ミケランジェロ・ブオナローティ「ピエタ」(1488-1500年)

美しい像ですよね。
もちろん、ピエタのエピソードも登場します。

上で書いたように、ミケランジェロはかなり破天荒な性格です。
(本人よりも周りの人が苦労してたりしますよね…)

そんな彼が、神のごとき素晴らしい彫刻や絵画を作るんですよ!
ものすごいギャップ!
人間なのか神なのか、どっちかにして!

製作中のいざこざも漫画には描かれているので、ちゃんと完成するのか不安な気持ちになるんですよね。
教皇とケンカするなんて正気じゃないです。

しかし完成した暁には、ミケランジェロと同時代を生きて作品を見ている人の気持ちになってしまい、背筋がゾクッとしました。
いろんなことがあったけど、こんなに素晴らしい作品が完成したらもう何も言えないです。
ミケランジェロを好きな気持ちが溢れ出します。


ミケランジェロの入門書

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ミケランジェロ・ブオナローティ「ダヴィデ像」(1504年)

作中の4コマ漫画で、ピエタについて登場人物がこのような解説をしていました。

あの像を見て涙を流す奴が五百年経ってもいるってスゲーよな

このセリフがミケランジェロの全てだと思います。

奇跡の芸術を生み出したミケランジェロの人生の始まりから終わりまでを追いかけたこの漫画は、
同じ時代にタイムスリップしたかのような体験をさせてくれました。

と、今回は真面目にまとまりましたが、本作はギャグ漫画です!
一番敷居が低く、分かりやすいミケランジェロ本です。
この漫画を読んだらみんなミケランジェロが好きになっちゃうんじゃないかな?

神のごときミケランジェロさん
by ヨメレバ



関連情報

2017年6月17日〜9月24日まで、三菱一号館美術館でレオナルド×ミケランジェロ展が開催されています。
弊職の展覧会レポートはこちら。
レオナルド×ミケランジェロ展〜性格真逆な2人のガチ展覧会の感想と解釈〜
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そのほか、最新の展覧会情報はこちらから。
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