鬼頭健吾の展覧会、行きましたか?

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今、一番好きなアーティスト。
横浜トリエンナーレのサテライト的な扱いを受けている本展覧会。
鬼頭健吾を知らない人はスルーしてしまいそうですが…。
現代アートファンなら絶対行かなきゃ損!
鬼頭健吾が魔法をかけたフラフープ!


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 良い機会だから鬼頭健吾作品を褒めちぎります
 ①身近にいてほしい非日常ダイナミック
 ②誰にでもできる?いえ、できません
 ③写真に撮って所有欲を満たそう
 ④平面の作品もある!
3. 逆に惜しかったところ
 ①入館料が高い
4. まとめ
5. 関連情報


展覧会の基本情報

展覧会名:YCC Temporary 鬼頭健吾
場所:YCC ヨコハマ創造都市センター
最寄駅:馬車道駅(みなとみらい線)
会期:2017/8/3〜9/17
作品数:4点
所要時間:15分
観覧料:500円
ロッカー:未確認



良い機会だから鬼頭健吾作品を褒めちぎります

弊職は群馬のハラミュージアムアークで鬼頭健吾さんのフラフープ作品を初めて見ました。
この人…好きかも…。
と思ったので、この機会に褒めちぎります。


①身近にいてほしい非日常ダイナミック

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鬼頭健吾「eraser cave」(2017年)(以下同様)

ご覧の通り、白いフラフープを組み合わせた作品です。
かなり奥の方までフラフープです。

鬼頭健吾さんの作風は、身近にある物をこれでもかと大量に投入してブワァー!ってなったところをキュッとまとめるのが特徴です。
カラフルな色のコントロールも完璧で、とにかく美的センスが高いんですよね。

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良い感じにブワァー!ってなってますね。
見ていると何故かテンションが上がってきます。
モジャモジャな曲線を見ていてネガティヴになる人はいないでしょう。

このブワァー感日常空間にもぴったりだと思いませんか?
弊職は、家に帰ってドアを開けたらこんな感じでフラフープがブワァーって成長している妄想をしてしまいます。
家具がフラフープに押されてキツそうなの。
部屋の空間全体がブワァーで埋め尽くされているんです。

それはそれで受け入れられるから大丈夫。
あ、フラフープ育ったんだ、って納得できるから。
そんな謎の親近感がある作品です。
凄い。楽しい。

ところで、本作は無秩序にブワァー!となっているわけではないんですね。

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※これは作品ではありません。

この絵のように、フラフープ・ジャングルには人が通れる道がちゃんとあるんです。
だから、あなたの部屋で突然フラフープが成長しても大丈夫です!
人が通れる所は残しておいてくれますからね。



②誰にでもできる?いえ、できません

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フラフープがジョイントされたり、束ねられたりする様子。
しかも、全部繋がっているのでフラフープの端っこが無いんです。
ということはつまり、作品を丁寧に広げていくと途方もなく大きい1つのフラフープになるということです!

作品に近づくとこういった努力の跡を見ることができるのです。
これだけ見ると誰にでもできそうなアートなのに、やっているのは鬼頭健吾ただ1人ですからね。

ご本人は本作について、
白い曲線によって世界が塗りつぶされる
といった旨のことを仰っています。

なるほど…そう言われてみるとそうですね。
空中で一筆書きしたみたいな感じ。
そういえばドラえもんの道具に、空中で絵を描ける道具がありましたよね。

タイトルの「eraser cave」ですが、eraser=消しゴム、cave=洞窟です。
タイトルを真面目に受け止めるなら、
カラフルに彩られた壁や床を、白い線が3D的に動いてどんどん消していく
というイメージでしょう。
書く、ではなく、消す
フラフープで隠れた部分は消しゴムで消されたのです。

これって面白くないですか!?
うわー、その発想があったか…って気持ちですよ。
フラフープが育ち終わったときには、この空間は何もない白い部屋になっているんでしょうね。

ちなみに弊職は、
ハエの飛ぶ軌跡を見えるようにしたらこんな感じかなー
って考えてました。
なんだか残念ですね。



③写真に撮って所有欲を満たそう

本展の魅力の1つは、写真撮影OKなところ。
じゃんじゃん撮って思い出に残しましょう!

弊職のベストショットはこれ。
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パノラマ!!

画面だと小さく見えちゃって残念だけど、良くないですか!?
布のうねる縦縞とフラフープのランダムな曲線の迫力が気に入っています。
ミラクルですね。
鬼頭健吾とアートの定理が奇跡のコラボ…!

せっかく作品の中に入れるので、360°の写真を撮ってみてくださいね。



④平面の作品もある!

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鬼頭健吾
(タイトル不明)

別会場、というか、1階のカフェの隣に小さな展示スペースがあり、3点ほど鬼頭健吾さんの平面の作品が展示されています。

まず、ラメがキラキラしていて綺麗です。
女子力高いですね。
あと、絵の具というか、糊というか、凹凸があるんです。
曲線と曲線の間隔が全く同じなのが不思議です。
指紋のような模様にも見えますし、どうやって描いたんでしょうか。

この模様、どこかで見たような…
と思ったら、これですね。
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CC-BY-SA-3.0 photo by hiro

本人の解説に「スキージを使った」とあるので、きっとスキージのお陰で不思議な作品になったのでしょう。
はてさて、スキージって何でしょうか?
調べてみました。

TECKWRAP 高品質・青いスキージ フェルト付

↑これがスキージです。

え…思ってたのと違う…。

ただの板に見えるのですが、何が凄いのでしょうか。
どんな使い方をしたら鬼頭健吾さんの作品が作れるの…?



逆に惜しかったところ

①入館料が高い

平面の作品はカフェの隣のスペースにあるので、おそらくですが、入館料を払わなくても見られます。
ですので、入館料500円はフラフープの作品を見るためにかかるお金となります。

これが高いか安いかは本当、人それぞれの考え方なんですけどね…。
弊職は妥当な値段だと思いますが、まぁ、ちょっと高いかな?と感じる方が多いのではないでしょうか。

しかし皆さん、思い出してください!
会場は横浜です!

そう、きっと横浜の空気は高いのです。
オシャレな空気を吸うために、我々は500円を払っているのです。



まとめ

鬼頭健吾、好きになりましたか?

フラフープがあんなことになるとはねぇ…。
身近なはずのフラフープが、異次元から突如現れたかのようです。
身の回りの物が突然増殖したら…と妄想を広げさせてくれる展覧会でした。

YCC Temporary 鬼頭健吾展、ぜひ行ってみてくださいね!



関連情報

YCC Temporary 鬼頭健吾 公式HP
横浜トリエンナーレ 公式HP


横浜トリエンナーレの他会場の感想レポートです。





弊職が初めて鬼頭健吾作品を見たのは群馬でした。
こちらはカラフルなフラフープの作品です。
ハラミュージアムアーク(群馬)の感想と楽しみ方


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