ゴッホの絵は青と黄色の組み合わせが多いという発見。

今日ね、「ゴッホ」で画像検索したらこんな感じだったんですよ。

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青と黄色ばっかり!
検索結果なのに調和が取れていて綺麗!
どういうこと!?

代表作「ひまわり」のように黄色のイメージは元々あったのですが、改めて、青との組み合わせが異常に多いです。

そこで今回は、どうして青と黄色の作品が多いのか考えてみました。

※弊職の妄想がメインの記事です。


まずは青と黄色の傑作選

ゴッホの代表的な作品を見て行きましょう。

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「夜のカフェテラス」(1888年)

好きです。
この絵が好きじゃない人なんている?
最高です。
昼間かな?って思うほどに明るいテラスが、お客さんたちの賑やかな喋り声になって耳に入ってきます。
いいなー。この時代のこのカフェ行きたすぎる。


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「ローヌ川の星月夜」(1888年)

好きです。
星月夜って何よ…どこからそんな綺麗な言葉が出てくるの…。
こんなのズルい。なんでこんな綺麗な絵が描けるんだろう。
ぎゅーんって感じ。
夜が更けていく楽しさと切なさを味わう絵。
ぎゅーん


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「アルルのゴッホの寝室」(1888年)

好きです。
これも青と黄色ですよね。
ベッドの木の部分なんて、普通の人だったら茶色にしてしまうところなのに、ゴッホは黄色です。
可愛い家です。子供部屋みたい。
ゴッホが描いたからでしょうか、35歳のおじさんが住んでる感が全く無いです。
メルヘン。

と、こんな感じでやっぱり青と黄色が多いゴッホの絵。
いったいどうしてなのでしょうか?


視覚の病気説

特定の色が見えない・見えにくい」というのはよくある話。
弊職は濃い色が黒に見えることがあるので、とにかく鮮やかなのが好きですね。

もしかしたら、ゴッホも色彩感覚が若干ズレていた可能性があります。
仰々しく言うなら「黄視症」。
視界が黄色ががって見える病気で、ゴッホも罹患していたのでは?と指摘する説もあります。

さもありなん…とは思うのですが、その場合、青も黄色っぽく見えるのではないでしょうか。

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オーヴェールの教会(1980年)

これなんか青が青々しいんですよね。
最晩年の作品なので、心身ともに一番苦しかった時期と思われますが。
それでもこの鮮やかさと色彩センス
むしろ怖い絵色彩のホラー


貧乏だったから説

ゴッホが生きている間に売れた彼の絵はたったの一枚です。
弟のテオが画商として成功していたので、援助して貰っておりました。

という話があるのですが、実際には一枚というわけではないようです。
数枚は売れていたようですね。
ただ、それでも貧乏というのは変わらなかったでしょう。

ということは、少ない種類の絵の具しか買えなかったのではないでしょうか?
あまり使わない色の絵の具を沢山買う余裕は無かったと思われます。
いくら弟が頑張って働いても、大の大人の画材まで面倒見きれないよね!

で、彼にとって一番使いやすい青と黄色をヘビロテしていたのではないでしょうか。
どうですか、現実的にはしっくり来ませんか。

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「アルルの跳ね橋」(1888年)

空が青で橋が黄色。
黄色だと橋がおもちゃっぽくなりますね。
真ん中が開閉しそうなので、壊れちゃいそうな脆さも感じますが…。

問題は、色によって絵の具の値段が違ったかどうかですね…。
フェルメールなんか高級なラピスラズリの絵の具を沢山使ったから借金まみれになってしまいましたし…。
もし、黄色や青色の絵の具が高級品だった場合、貧乏だったから説は覆されてしまいます。


ただ黄色を愛していた説

はい、当たり前の説に辿り着きました。
結局、これが有力なのです。

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「ひまわり」(1888年)

これなんか真っ黄色ですよ。

住んでいた家も「黄色い家」だし、代表作「ひまわり」は画面全体が黄色だし。
実は黄色、嫌いなんだよね」なんて言われたら、どんな詐欺師だよって話です。

閑話休題。
黄色の反対色は青色です。
反対色どうしはお互いを強調する役割があるのです。
だから、ゴッホの絵の青と黄色は目の覚めるような強い色彩に見えるんですね。

青と黄色といえば、ふなっしーですね。
ふなっしーが人気者になったのも、強く印象に残る反対色のおかげかもしれません。

で、話は戻るんですが、ゴッホも反対色の効果を知っていたのではないでしょうか?
大好きな黄色を、一番綺麗に見せてくれるのは青色って知っていたんでしょうね。

それで、黄色の絵の具をカンバスに塗ったら、自然と青色も必要になったのでしょう。


確かに、青と黄色が多いけど

他の組み合わせのセンスも最高だったんですね。
これなんか凄すぎ。
目が離せない。

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「夜のカフェ」(1888年)

緑、黄、赤ですよ!
信号か!って話です。

赤と黄色は人の目を惹く注意・警告カラーです。
そして、緑は赤の反対色

凄いなー。
天然でこんなドンピシャに目立つ絵が描けますか?
むしろ、赤と緑の対比がキツイので、黄色が良い感じにマイルドにしてる
特に電気の描き方が良いですね。
ボヤボヤっとしてて安心します。

つまり、ゴッホは色彩センスが突出していたということなのです!
そして、ただ黄色を愛していたため、黄色と青の作品が多くなったのです。

それにしても、やっぱりグイグイ来る。
私を見て!」「俺を見ろ!
色が喋っているようです。最高。

ゴッホよりラッセンが好き!って言ってた人、ちょっと同意しかねますね。

※以上は弊職の個人的なゴッホ愛に基づくオピニオンです。


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