安藤忠雄展に行ってきました。

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空を仰ぐ哲学の箱!
コンクリの建物が多いので、無骨で無機質な感じがするのは確かです。
しかし、なぜか風に優しく包まれて存在しているかのような安藤忠雄建築。
本展では写真、模型、図面を沢山見られます!


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 例えばこんな作品がありました
 ①海外の建物にハイテンション
 ②光の教会で体感する哲学
 ③模型から伝わるバイブス
 ④国立新美術館を好きになる展示
3. 逆に惜しかったところ
 ①想像以上の混雑
4. まとめ
5. 関連情報


展覧会の基本情報

展覧会名:安藤忠雄展-挑戦-
場所:国立新美術館
最寄駅:乃木坂駅
会期:2017/9/27〜12/18
作品数:約90点
所要時間:1.5時間
観覧料:一般は1500円(あとろ割で100円引き)



例えばこんな作品がありました

①海外の建物にハイテンション

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建物は移動できないので、本展は写真や模型を見るのがメインです。
弊職としては上海保利大劇院が気に入ったのですが、使える画像が無かったので…
別の建物の写真を掲載してます。

こういう変な建物、みんな好きだと思うんですよね。
どうしてそうなったのか理解できないし、そのデザインの意味も分からない建物。
だけど、なんか目を引くし、行ってみたい気持ちになります。

そういう変な建物って、海外の方がやりやすいのではないでしょうか?
ドバイとか。石油王と変な建物のイメージしかないです。

日本は地震大国だし、建築基準法的なやつが厳しいと思うんですよね。
それはそれで良いのですが、やっぱり地震が来ない所の建物はまた違った趣で作れるはずです。

こういう展覧会をやったところで、建物は持って来られないですからね。
安藤忠雄建築も見たくなったけど、それ以上に海外旅行に行きたくなりました。

建物は現地の空気感で見たいです。
現地の観光スポットとかも含めて。
写真の加工に騙されないように、自分の目で見たいですよね。

と、美術館ではテンション上がっていたのですが。
これって、建築の面白さそのものなんじゃないのかな?
と思いました。
動けないから、人を呼び寄せるものじゃないとね。

まだ見てないものが世界には沢山ありますよ、本当。



②光の教会で体感する哲学

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「光の教会」インスタレーション


公式HPによると、「原寸で再現」とのことですが、中はちょっと狭い感じがします。
十字部分は実寸大なのかな?
こういう大きいものを再現できるところが国立新美術館だよな…。

弊職が写真を撮った日は特に晴れてもいませんでしたが、十字の光が結構眩しく見えるものです。
多分、十字の細さとかも綿密に計算されているんだろうなって思いました。
神々しく見えるバランスがちゃんとあるんですよ、きっと。

そんな光の教会を外から見るとこんな感じ。

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「光の教会」インスタレーション


あれ、結構晴れてる…?
晴れ間に写真を撮れたようです。

ご覧のように、壁が閉じてないんですね。
冬場は教会の中も寒いのでしょう。

安藤忠雄の建築は、こういうとこありますね。
実用性を考えたら閉じておくべきところなんですけど、彼の哲学がそうさせない感じ。
ちょっと不器用なのかな?
そんな気がしてくるのです。

他の作品にしたってそうなんです。
効率性とは真逆の、住みにくそうな建物ばっかり作ってるんです。
部屋から部屋への移動がしにくかったり。
本人の「住みこなすことを楽しんでいるのでは?」的なコメントが展覧会で紹介されているくらいなのです。

でも、一歩後ろに下がって見ると、何となく空の青さとの相性が良い感じがします。
それが自然に馴染む建築なのでしょうか。

効率って何?自然って何?
そんなことを考えさせてくれる展覧会です。



③模型から伝わるバイブス

本展では模型や図面が沢山展示されているんです。
図面に関しては見方が分からないのでアレですが、模型は楽しいですね。
神の視点から建物を見ることができるのです。

個人的には、模型の素材にダンボールなど身近な素材が使われていたのがツボでした。
よくよく考えてみれば、模型は試作品なので簡易的に作ってるものなのですが、なぜか崇高なイメージがあったのですね。

そういう小さいスケールの「もしかしたら自分にもできるかも!?」な作品を見るのってやっぱり楽しいです。
レゴブロック組み立てるみたいなワクワクがあるんですよ。

しかも、まだアイディア段階のものもあるでしょうし。
実物の建物ができるまでの試作品の方が、見ようによっては夢があるとも言えるのです。



④国立新美術館を好きになる展示

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「直島の一連のプロジェクト」


物凄く広い部屋の真ん中に楕円形に囲まれた空間があって、その中で直島プロジェクトの模型や映像が展示されています。
楕円の中はまあまあ広い空間です。
写真に写っている人の大きさから何となく伝わるかと思います。

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作品リストより、展示スペースの見取図


真ん中にやたら大きい部屋がありますよね!
この中心が、直島プロジェクトのインスタレーションなのです。

…。

何が言いたかったかというと!(強引)

国立新美術館の広さが最高に生きているということです!!

写真でお伝えできないのか残念なのですが、とにかく広い!
学校の体育館より広いんじゃないかな?

この広い空間で、真ん中に楕円形のドーム的なものを置いて。
さらに周りには模型写真が大量に展示されています。

順路が決まっている訳でも無いので、ドームの周りをぐるぐるしながら模型を観察していく感じですね。
ミュージカル風に無駄に一回転しながら歩き回っても大丈夫。
時々ドームの中に入って映像を見たりもして。

そういう風に空間を自由に歩いて鑑賞できるのが良いです。
これは国立新美術館の広さが無ければできないことですよね。

だから、安藤忠雄を好きになる展覧会ではなく、
国立新美術館を好きになる展覧会です!!



逆に惜しかったところ

①想像以上の混雑

建築の展覧会ってこんなに混むの?
と正直思いました。
凄いですね、広報が上手いのかな?

大盛況なのはさすがなのですが、図面や模型、写真など1点1点のサイズか小さめなんですよね。
だから、思った以上の混雑っぷりに疲れてしまった部分があります。



まとめ

空気を受け流す自然派美学!

ややディスる感想レポートになってしまいましたが、なぜなら、弊職は建築への知識が皆無だからです!
しかし、隙間や光に表れる安藤忠雄の哲学みたいなものは感じ取ったと思っています。
一歩後ろに下がって見ると、空との相性が凄く良い建物なんですよね。

安藤忠雄展、ぜひ行ってみてくださいね!



関連情報

安藤忠雄展 公式HP

作品集もいちいちカッコいい。
安藤忠雄の建築 1 (1)

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他にも沢山書いてきたなぁ…。
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