土着。これは新たなアートのヒントになりそう。

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ハワイの洞窟の奥には伝説のドラゴンでも眠っているのでしょうか?
そう疑ってしまうほど、神様の像は魔力を溜め込んでいるし、身の回りの自然に神様が宿りすぎています。
ハワイの人々、自然と共に生きすぎ!


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 例えばこんな作品がありました
 ①ハワイの神々が魔除けすぎてヤバイ
 ②海の動物と共に生きる
 ③月の満ち欠けと共に生きる
 ④文化や言語から民族の歴史を辿れる
3. 逆に惜しかったところ
 ①入場料が高すぎる
4. まとめ
5. 関連情報


美術館の基本情報

場所:ビショップ・ミュージアム
行き方:ワイキキのホテルエリアと博物館を結ぶシャトルバスが便利です。往復$7。
所要時間:2〜3時間
観覧料:$24.95



例えばこんな作品がありました

本博物館は写真撮影OKでしたので、館内で撮影した写真を掲載しています。

①ハワイの神々が魔除けすぎてヤバイ

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Kuka'ilimoku, Feathered Ancestral Deity

こういうの、大好き。
もう本当に大好きなの。
先祖代々の魂が宿ってる感じの素朴さが、大好き。
こういうのが見たくてハワイに来たと言っても過言ではありません。
ハワイ・オブ・ハワイ。

Kuka'ilimokuっていうのは、偉大な神様のうちの1人です。
普通、クーって略されるんだって。
見た目の雰囲気の通り、男性の神様です。
戦いの神様でもあるらしいです。
見た目そのまんま!
喧嘩っ早い感じ
、するよねー。

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Ki'i heiau

ヘイアウ」というのは、ハワイ語で神殿という意味です。
この像は神殿に飾られる像ということですね。
神殿の一部と言っても良いかも。

仏教なら、大仏
キリスト教なら、十字架

このトーテムポールのような細長さが良い…!
なんかパワー貰えそうな雰囲気、伝わります?
クリスタルスカルより現実的だし、丑三つ時に喋り出しそう。

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Mask, Tapuanu

これも最高!
すごくハワイっぽい。
ベスト・ハワイアン賞を差し上げたい。
ついでに言わせて頂けるなら、ザ・いやげ物

解説によると、ダンスの時に使っていた仮面なんですって!
弊職としては、魔界のドラゴンと闘う時のお守りにしたいです。
そんなシチュエーションが来ることを願っています。

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Tamtam, Slit Drum

なんか物凄く陽気な表情!
口角が鋭い三日月のように反り上がっています。
末代まで守られるか、あるいは滅びるまで呪われるか。
とにかく魔力が強そうです。

しかし、こちらは拝む対象ではなく、楽器です。
名をばタムタムと申します。
可愛い名前なのに不気味な見た目

タムタムの真ん中に切れ目がありますよね。
その右側を木の棒でビシバシ叩いて音を鳴らすのです。
一体どんな音がするのでしょうか?
あんまり良い音はしなさそうだよね。(褒め言葉)



②海の動物と共に生きる

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マッコウクジラー!

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イタチザメー!

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マダラトビエイー!

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ウミガメー!

ハワイでは神様が自然界の色々なものに宿っていると信じられてきました。
そういう神の化身を「キノラウ」と呼ぶんです。

ウミガメ(ホヌ)が幸運の象徴なのは、結構有名ですよね。
ハワイっぽいアクセサリーなんかは、ウミガメのモチーフが多かったりします。

エイ(ヒヒマヌ)は家族の守護神っぽいです。
解説パネルの英文の雰囲気的に。
パタパタ泳ぐ様子が可愛い生き物なんだよなぁ。
ウミガメに負けず劣らず、ダイビングで見られたら嬉しい生き物。

サメ(二ウヒ)はクーの化身
クーっていうのは前に出てきたやつで、戦いの神様です。
確かにイタチザメは強そうだからなー。
ハワイの人々も、よく動物を観察した上で、それぞれの神様を重ねていたのでしょう。

ローカルな信仰ってなかなかロマンがあります。
こういうことを勉強するの、楽しいなぁ。
ゆったりと時間が流れていきますよ。

まあでも、とにかく、博物館に入ると、まず目に入るのがマッコウクジラなんです。
とても大きいの!

ちなみにクジラの左半身は、こんな感じ。
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ホネ!!!



③月の満ち欠けと共に生きる

ハワイの人々は共に生きるものが多すぎます。
月の満ち欠けにすら合わせて生活するなんて、なんてストイックなんでしょうか。

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ある日は作物を植えるのに良い日で、ある日は魚釣りに良い日、などなど。
毎日やることが変わるのです。

そんなにコロコロ環境って変わるものなんですか?
たかが潮の満ち引きで?

って思うじゃないですか。
これが意外と納得できる理由なんですよね。

というのも、月の満ち欠けと潮の満ち引きって関係しているから。
ハワイは小さい島で海に囲まれているので、干潮・満潮を上手く活用して器用に生活していたのです。

とはいえ、実用的な理由も含みつつ、神様に捧げ物をするなど宗教的なことも月の満ち欠けに結びついていたようです。
月まで信仰するのかー。
信仰心のキャパシティが大きすぎる。



④文化や言語から民族の歴史を辿れる

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ハワイの島々って太平洋の少し西側に点々としているのですね。
一体、ハワイの人々はどこから来たの?
というルーツを辿る展示です。

この地図によると、中国の方からフィリピンインドネシアと来て、
小さな島々を渡ってハワイに辿り着いていることがわかります。
かなり海を渡っているのです。
へなちょこな舟しか無かったはずなのに、よくハワイまで海路を移動したなー。

なぜ移動経路が分かるのか?
というと、文化も一緒に移動しているから。
少しずつ姿を変えながら文化も動くから、どんな風に人間が移動したか分かるんですって。

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これなんか、何に使うのか弊職の英語力では分からなかったんですけどね。
それは置いておいて、島によって形が違うのです。
しかも、その形は伝言ゲームのように滑らかに変形している、と。

といいうことは、ハワイのルーツは東洋なのです。
DNA的には日本人とも近いのかも?

ですが、ハワイはアメリカの支配下になるんですよね。
アメリカ人vsハワイ原住民という悲しい絵画もありました。
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George Carter「Death of Captain James Cook」(1783年)

その近距離で鉄砲!?
って突っ込みたくなるほど、残酷です。

まあ、戦争の話は置いておいて。
とにかく、アメリカ人もハワイに住むようになるわけです。
アメリカ人のルーツは、イギリスなどヨーロッパですね。

となると、面白くないですか?
ハワイで東洋と西洋が出会ってるんですよ!

これは胸アツな展開です。
東洋と西洋が、太平洋の真ん中で奇跡的に出会ったのです!



逆に惜しかったところ

①入場料が高すぎる

アホみたいに高いです。
確かに沢山展示してあるし、広いんですけどね。
しかし、$24.95、つまり2800円くらいです。

東京国立博物館の方がずっと規模が大きいのに、常設展は620円。
あれ、トーハクが安すぎるのか?

とにかく、せっかく遺産を沢山展示していて勉強になるのに、これだけ高いと富裕層向けになっちゃうよなぁ…。
ちょっと勿体ない感じがしました。



まとめ

イメージ通りのハワイアンアート!
変な仮面や神様の像など、魅惑のチキルーム的というか、ポリネシアのイメージど真ん中です。
モアナと伝説の海にも出てきそうな感じ。
自然と共に生きる文化は、日本人にとっても身近だと思いました。

あとは、カメハメハ大王に始まるハワイの王朝の歴史なんかも素敵な展示がありました。
が、スペースが無いから割愛!

ビショップ・ミュージアム、旅行の際はぜひ行ってみてくださいね!



関連情報

ビショップ・ミュージアム 公式HP (日本語)

その他、ハワイのアート情報はこちら。
2018年ハワイアート紀行

ビショップ・ミュージアムとワイキキのホテルエリアを往復するシャトルバスは$7です。
ウォールアートの中を疾走するので、とってもおすすめです!
カカアコ ・ウォールアートの特集はこちら。


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