帰りたくない。

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ずっとここにいたいです 。
展示は現代アートがメインです。
しかし、この美術館では無理して現代アートと向き合わなくて大丈夫。
広い庭園や開放的なカフェでリラックスして、パワーをチャージするのです!


〜目次〜
1. 展覧会の基本情報
2. 例えばこんな作品がありました
 ①庭園広すぎ!
 ②動くアート
 ③厳選された現代アート
 ④人をダメにする美術館
3. 逆に惜しかったところ
 ①展示の数が少ない
4. まとめ
5. 関連情報


美術館の基本情報

場所:ホノルル美術館
行き方:ホノルル美術館本館から無料シャトルバスで10分くらいです。山道なので徒歩は無謀です。
所要時間:1時間
観覧料:$20(本館の料金を含む)



例えばこんな作品がありました

本美術館は写真撮影OKでしたので、館内で撮影した写真を掲載しています。

①庭園広すぎ!

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こんなんですもん。
お庭が広すぎるのです。
どこまでが美術館の庭なのか分かりません。
というより、庭に美術館が付いているのです。
庭がメインで、美術館はおまけです。

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Deborah Butterfield「Hi'iaka」(1990年)
ホノルル美術館

広いお庭のあちこちに、アート作品がぼんっと置かれています。
パブリックなのかプライベートなのかよく分からないです、広すぎて。

この馬、木を組んで作ったのかなって思ってたのです。
しかし、解説パネルをよく見ると「キャストブロンズ」…
つまり、金属

ってことは、完っ全に人工物ということ。
しなり具合が本物の枝っぽいので、自然物らしく見せるのに、かなり研究を重ねたはずです。

しかし、見れば見るほど枝です。
枝の節のゴリっとした感じとか、時々二又に枝分かれしてる所とか。

こういう枝っぽい作品は、緑の庭に馴染むんだなぁ。
近づくまで作品だということに気づきませんでした。

ちなみにタイトルのHi'iakaというのは、ハワイの女神の名前らしいです。
12人の女神の末っ子ちゃんです。


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Tom Wesselmann「Dropped Bra」(1988年)
ホノルル美術館

これは可愛い!
屋外アートの王道っぽい作品です。

作品名は「落ちたブラ」ですから。
大人の想像が膨らみます。

ちなみに作者は男性です。
ピンクの色合いが「男性から見た可憐な女性像」って感じなので、納得です。
女性のアーティストだったら、こういうピンクにはならないなぁ。


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Charles Arnoldi「Roark」(1984年)
ホノルル美術館

なんだか痛そうな作品です。
タイトルの「ロアーク」は、人の名前らしいですよ。
…誰??

こちらもキャストブロンズですね。
なんだろう、組み立てる系が流行ってるのかな??
Hi'iakaとは違って、トゲトゲした作品です。
廃材置き場みたいで、お庭の平和さとミスマッチを起こしています。


さて、もうバレているかも思いますが、なんとなくコメントに窮する作品が多かったです。
(美術ブログなのに感想を言うのを諦める)

というか、なんていうのかな、ハワイのテンションで見ると楽しいんですけどね。
帰国してよくよく考えてみると、何がどう面白かったのか思い出せないです。(残念)
現地のアートは現地で見ないとダメだね。



②動くアート

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George Rickey「Breaking Column」(1988年)
ホノルル美術館

これは面白かったです!
2つの長方形を組み合わせただけのシンプルな作品って思うじゃないですか。
違うんだなー、これが。

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George Rickey「Breaking Column」(1988年)
ホノルル美術館

ほら。

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George Rickey「Breaking Column」(1988年)
ホノルル美術館

ほら!

動くんですよ、これ。
長方形の連結部分がくるくる回るようになっているので、ゆっくりと動くのです。

どうして動くようにできてるんだろう?
これだけのために電気を引いているとも思えないんですよね…。
もしかしたら、太陽光パワーかな??

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George Rickey「Breaking Column」(1988年)
ホノルル美術館

調べてみると、作者のジョージ・リッキーさんはウィキペディアにも載るほどの有名アーティストだということが分かりました!
キネティック・アート」、つまり動くアートという分野の人です。

ウィキペディア(英語)によると、空気の微妙な流れによって、アートが動くように設計してるんですって。

え、、、空気の流れ?
微風ってこと?

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George Rickey「Breaking Column」(1988年)
ホノルル美術館

そんな優しい風で動いているとは思えないくらい、大胆に動いてましたけれども…。
実は金属の長方形が凄く軽いってことなのかな?

どうしよう、すっごく不思議
絶対、電力だと思いましたよ…。

こういう作品は外にあってこそ面白さが分かりますからね。
微風をキャッチしてる」ってことも解説パネルに書いてあったら、もっと分かりやすいと思います。



③厳選された現代アート

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Kara Walker「Freedom: a Fable: A Curious Interpretation of the Wit of a Negress in Troubled Times」(1997年)
ホノルル美術館

もちろん館内にも作品はあります。
こちらはとても小さい作品で、本を開いたところからメルヘンな切り絵が出てきてますね。
特に女性に人気がありそうな雰囲気でした。

ちょこっと英文が書いてあるのですが、黒人差別・女性差別的な内容です。
女性の奴隷が白人に仕える的なストーリーです。
絵と文章のギャップが…。

ぱっと見、切り絵のシルエットが可愛らしいので、メルヘンな物語かと思うじゃないですか。
で、文字を読むと差別がまだまだ蔓延っているという訴えなわけです。

正直、イメージに訴えるアート作品には文字が無い方が好きなんですけどね。
でも、絵本の形式と捉えて今回は良しとしましょう。

ところで、同じ作品が$9750で販売されています。
本物かどうか知りませんが、日本円だと約100万円です。
高い!いや安いのか!?


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Nam June Paik「WareZ Academy」(1994年)
ホノルル美術館

ナム・ジュン・パイクは日本でも割と知られているかも!
ビデオアートの父と呼ばれる人で、本作でも小屋の中に小さなテレビが敷き詰められて、同じビデオが流れていました。
何を喋っているのかはよく分かりませんでした。(残念)

けど、爆撃で起こるキノコ雲とか、そういう映像だったので、真面目な内容だったんでしょうね。(適当)
この作品のタイトルにアカデミーともありますし、モチーフは教育関係なのでしょう。(さらに適当)

教科書を読んでも印象に残らないことって、山ほどあると思うんです。
「ふーん」で終わっちゃうじゃないですか。
でも、こうやって映像やイメージにすると鮮明に伝わるのだから、アートの力ってやっぱり凄いよ。


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William Kentridge「UBU Tells the Truth」(1996-1997)(一部)
ホノルル美術館

これも可愛い!
シリーズというか、紙芝居みたいに複数枚でストーリーになっていました。
ここでは一部だけお見せしますね!

いやいや、着ぐるみ着たままシャワーとか無謀やで!
読者の皆さんも同じことを思っているでしょう。
古き良き時代のコメディって感じだわ。
和みますね、こういう作品。

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William Kentridge「UBU Tells the Truth」(1996-1997)(一部)
ホノルル美術館

同じシリーズからもう一枚。
なんだろう、何やってるところなんだろう、これ…。
ホルン吹いてるのか?
でも着ぐるみの中の人は靴を脱ぐ動作をしているように見えるんですが…??
わちゃわちゃしてる作品です。
しかし着ぐるみの怒ったような表情が可愛いです。

UBU ROIで検索したところ、アルフレッド・ジェリーという人の演劇なのだそうです。
なるほど、それで着ぐるみと中の人を両方描いていたのね。
なんか楽しそうだし、演劇も見たくなってきました。
映像で残ってないかなー。



④人をダメにする美術館

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庭から美術館の建物を撮ってみました。
憧れの邸宅じゃないの、もう…。
スポルディングハウスがある場所自体が、静かな高級住宅街なんです。
周辺の雰囲気も含めて、大人のリラックスハワイです。

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木陰でピクニックしてる親子がいるの、分かります?
気持ち良さそうですよね。

美術館でピクニックが許されているのです。
日本では考えられないなー。

おしゃれ…というか、力の抜けるカフェもあるのです。
弊職はパニーニを頂きました。

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結構、量が多かった!
アメリカだということを思い出しました。

パニーニの味は、ドトールのミラノサンドに似てましたね。
ハムのやつ。
パンがフワフワじゃなくてカリカリなミラノサンドでした。
美味しかったです。

こういう所にいると、時間が経つのを忘れます。
どんどん力が抜けていきますね。
ストレスがガスになって口から流れ出ていきます。
もう日本のストレス社会には戻れません。
「労働」など私の辞書から消え去りました。
私はここの芝となり微風に揺れるのです。(錯乱)



逆に惜しかったところ

①展示の数が少ない

ホノルル美術館は5000点ものコレクションを誇っています。
本館の方は、その数字に見合う色んな国の色んな時代の美術品を展示していました。

でも、スポルディングハウスの方は少なすぎやしませんか…?
お庭の作品と館内の作品を合わせても、30個に届かないと思います。



まとめ

究極のリラックス!
癒しでしたねー。
ピクニックしたり、カフェで休んだりするのがメインなんですよ、きっと。
スパイスとしてアートが飾ってある感じ。
美術館なのに作品が脇役。

ホノルル美術館スポルディングハウス、旅行の際はぜひ行ってみてくださいね!



関連情報

ホノルル美術館 公式HP (英語)

ホノルル美術館の本館は、西洋・東洋の美術品を展示しています。
こちらは王道な美術館です。



その他、ハワイのアート情報はこちら。
2018年ハワイアート紀行

国内で最新の展覧会情報はこちら。
今月の展覧会
今までに行った展覧会一覧


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