10連続エドゥアール・マネ作品見せます。

マネの絵は色彩豊かな印象派とは異なり、冷静に人物を捉えた作品が多いと思います。
ごまかさない、というか。
これを描きたいんだぜ!
っていう強い気持ちが伝わってきます。

というわけで、マネの絵を10連発で見て覚えましょう!
そして題名あいうえお作文で作品の世界観を表現します!


いざ、参る。

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「ナナ」(1877年)
ハンブルク美術館

な 名前を呼んでみたら
な 投げてよこした一瞥


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「牡蠣」(1862年)
ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C.)

か かじりつく前に
き 黄色い果実を絞らないと


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「春」(1881年)
J・ポール・ゲティ美術館

は 花も固まる真剣な眼差し
る ルーティーンの散歩に何を見つけたのか


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「鉄道」(1873年)
ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C.)

て 鉄の柵の向こう
つ 伝わる音を頼りに
ど どこに列車がいるのか
う 右往左往と忙しい少女の視線


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「バルコニー」(1868-1869年)
オルセー美術館

ば バラも咲かない寒い日
る ルノワールの絵とは違う
こ 木陰を見つめる者と
に 逃げる小鳥を追う者と
い 今はもう交わらない視線


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「闘牛」(1865-1866年)
シカゴ美術館

と ト書きの無いストーリー
う 馬の脇腹に牛の致命傷
ぎ ギリギリのバランスで今にも崩れそうな
ゆ ゆとりのない緊張感は
う 牛の復讐劇の前触れ


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「船遊び」(1874年)
メトロポリタン美術館

ふ 二人の空間は波に揺られて
ね 眠気を誘う一定のリズム
あ あくびをかみ殺す女性
そ 空の青を映すセーヌ川
び 美意識に委ねた筆遣い


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「昼食」(1868年)
ノイエ・ピナコテーク

ち 昼食後の一服
ゆ 湯に浸かるようなくつろぎ
う うまい牡蠣にはレモン
し 食あたりに気をつけるべし
よ 欲を出してたくさん
く 食っちまったから心配


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「死せる闘牛士」(1864-1865年)
ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C.)

し 仕事の最中
せ 背を向けたつもりはなかった
る ルポライターの目が丸くなる
と 突然
う 牛が視界から消えた
ぎ 疑惑が浮かんだときには
ゆ 勇者は射程に捕らえられていた
う うたた寝のように安らかな顔
し 死装束も制服で


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「草上の昼食」(1863年)
オルセー美術館

そ それはあまりにも自然で
う 現であるかのように迫る
じ 自堕落を描いたのではない
よ 世に問うた新しい表現
う 受け入れられずとも
の 後に偉大な画家として帰ってくる
ち 力強い色塗りと
ゆ 油断のない輪郭
う 疑いなき才能
し 思慮されるのは冷酷さ
よ 寄り道なく本質を描く腕
く 口よりも雄弁な絵画


やってみた感想

最近思うんですけど、そろそろ肖像画と会話できる気がします。
(ちょっと何言ってるのか分からない)
絵画と会話する小説を書きたいですね。

それにしても、タイトルに「ん」が入る作品を取り上げられないという構造的な欠陥が弊職を鞭打つように苦しめています。
だって、「〜の女」系が全てダメなのです。
そうすると、肖像画系がかなり制限されます。
こんな窮屈な縛りの中で感想を書くことになるとは思っていませんでした。


関連情報

美術検定のテキストはこちら。
マネは印象派というか、印象派のお兄さんみたいな感じ。
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト

美術検定実行委員会
by ヨメレバ


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