10連続フェリックス・ヴァロットン作品見せます。

ヴァロットンはナビ派なので、印象派のちょい後ですね。
三菱一号館美術館の企画展でよく展示されてるし、なかなか人気もありそう。
この人の作品は、エロを冷静に見ているというか…。
第三者目線のエロ。

というわけで、ヴァロットンの絵を10連発で見て覚えましょう!
そして題名あいうえお作文で作品の世界観を表現します!


いざ、参る。

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「嘘」(1898年)
ボルティモア美術館

う うつつを横にどけてしまえば
そ 素知らぬ顔もできないでしょう


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「眠り」(1908年)
ジュネーブ美術・歴史博物館

ね 根無し草で
む 無防備な
り リプレイ


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「ボール」(1899年)
オルセー美術館

ぼ 帽子を飛ばさぬ風とボールを
お 追いかける少女を目で追うフリ
る 瑠璃と白を視界の端に捉えている


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「ポーカー」(1902年)
オルセー美術館

ぽ ぽっかり空っぽのテーブル
お 奥で沸き立つ内緒の試み
か 匿うものは何なのか
あ 明るくなるまで続くゲーム


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「海港」(1901年)
プーシキン美術館

か 影は光に作られる
い 色は青と黄色
こ 小舟が波のリズムで揺れる
う 海は静かだ


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「室内」(1900年)
オルセー美術館

し 白いドレス
つ 冷たい陽光
な 何も見えない表情
い 今、脱いでいるのか着ているのか


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「休息」(1911年)
シカゴ美術館

き きつく締め付ける服を脱ぎ
ゆ 緩めればほぐれる体
う うそぶいてとぼける昔の関係
そ 疎密を繰り返したことは忘れたと
く くびれに見覚えがあるはずでしょう


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「トルコ風呂」(1907年)
ジュネーブ美術・歴史博物館

と 遠い国のハーレム
る ルミナスの反射する肌と髪
こ 越えるべき線を伺う
ぶ 不器用な距離感
ろ ロングヘアはきつく束ねられている


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「赤い部屋」(1898年)
ローザンヌ州立美術館

あ 赤い家具の部屋の前
か 邂逅が暴かれない場所
い 錨のように重い空気
へ 減らない緊張感
や 屋根の下に安全はない


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「月の光」(1894年頃)
オルセー美術館

つ 潰れた雲が広がり
き キラキラを遮るちぎれ雲
の のっぺりと平らな画面
ひ 人が1人もいない
か カンヴァスに張り付く景色
り 利己的な絵画


やってみた感想

ヴァロットンは割とやりやすかったです!
作品のストーリーが明らかなことが多くて、文字に起こしやすいんだなぁ。

画面の端っこに人物を置くことで、男女の妖しい雰囲気を描いていて、これはもうぎゅんぎゅん来るわけです。
人間どうしの燃え上がる動的な感情と、全く動かない静物の対比っていうのかな。
とにかく、人物が真ん中に来ないからこそ下世話なドラマを想像してしまうのです。


関連情報

今回はヴァロットンの油絵ばかり載せましたが、版画も客観的なエロでおすすめです。
白黒の版画だと、影の塗りつぶしによって冷静さが際立ちます。

VALLOTTON―フェリックス・ヴァロットン版画集
三菱一号館美術館

by ヨメレバ


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