最もエネルギーに満ちた芸術家。
現在進行形の伝説。岡本太郎の作品には命があって、生き物って凄いよね、ということを実感させてくれます。
喜怒哀楽も本能のままに素直になって良いんだと。
ルールの中で生きる大人を解放してくれるオアシスでした。
〜目次〜
1. 美術館の基本情報
2. 例えばこんな作品がありました
①太陽の塔を予習しよう
②暴れる子供たち
③庭でかくれんぼ
④ガチャガチャが楽しい
3. 逆に惜しかったところ
①作品にぶつかりそうな狭さ
4. まとめ
5. 関連情報
美術館の基本情報
場所:岡本太郎記念館最寄駅:表参道駅
作品数:結構いっぱい
所要時間:1時間
観覧料:一般は620円(割引券を印刷して持って行くと100円引き)
例えばこんな作品がありました
館内は撮影OKでしたので、以下では撮影した写真を掲載しています。タイトルが分からないのが多く、ごめんなさい。
①太陽の塔を予習しよう
えっ!!
そこ開くの!?
びっくりするほどパカっと開いてますが、太陽の塔の中がよく見えます。
弊職が岡本太郎記念館に行ったときは、「太陽の塔 1967-2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」という企画展をやっていました。
2018年3月から太陽の塔の内部の公開が始まる!
というわけで、連動した企画展ですな。
太陽の塔のミニチュアを見て予習ができるのです。
太陽の塔の中には「生命の樹」が入っています。
生命の樹だけを再現した模型がこちらですね。
恐竜やマンモスがいます。
この細い枝に、どうやって乗っかってるんだ…?
なぜかイカがたくさんいます。
太陽の塔とその周辺の展示会場を上から見た模型。
地下空間らしいディストピア感もあって、SFっぽい。
弊職世代だと、大阪万博って本当にあったのかな?って感覚なんですよね。
都市伝説だったんじゃないか?って。
本当にこんな感じだったの?
凄い、カッコいいです。
年上の方と話していて、「子供の頃に大阪万博行ったよ」って言われるとびっくりするんですよね。
「ムー大陸って…本当にあったんだ!」レベルの驚きです。
まさに都市伝説。
太陽の塔は生けるレジェンドです。
太陽の塔の外側には3つの顔があります。
この金の顔は、内部にあった第4の顔。
だけど、万博の閉幕と同時に行方不明になってしまいました。
この作品は、当時の写真から再現したレプリカです。
失われていく悲しさって、重いなぁ。
作品は動けないから、人間がケアしてあげないと失われていく一方なんです。
「今あるアートを100年後に残したい!」というのはいつも言っていることですが、今回、その思いが強くなりました。
②暴れる子供たち
太陽の塔の内部公開は、とっても嬉しいニュースです。しかし、入場は予約制となっております。
しかも、結構先まで既に埋まってるから、気軽に行けるのはまだまだ先になりそうです。
うう…早く行ってみたい…。
そんな弊職のような岡本太郎ファンは、青山の岡本太郎記念館に行けば良いのです!
岡本太郎の子供であり、太陽の塔の兄弟である作品たちがぎゅっと展示されています。
なんか画面から飛び出してくる!!
凄い速さでぷよぷよが飛んでくるみたいです。
閉じ込められたマグマが噴出する直前のようなエネルギーを感じますよね。
無差別にぶつかってきそうな危ないエネルギー。
でも出てこられないので、なんとなく歯茎がむず痒くなります。
きゅぅ〜〜〜って感じ。
体が縮こまるし、なぜかレモン食べた時みたいに唾液が…!
色のせいかな??
こういう絵を見ていると、自然と表情を真似してしまっていることがあります。
緑のオタマジャクシみたいなやつと同じような顔して絵を見てました。
部屋の中も超にぎやか。
笑っていたり怒っていたり、色んな表情の色んな生き物がいます。
訪れた人は歓迎されているのか疎ましがられているのか、よく分かりません。
アトリエはバンザイしてる子が多かったです。
奥のカラフルなやつはバーベキューの串みたいですね。
もうちょっと近くで見たかったなぁ。
③庭でかくれんぼ
岡本太郎記念館には、小さいながら庭があります。小さい所に木が密集しているので、作品が隠れているという…。
贅沢というか、大雑把で大変よろしいです。
大雑把大好き。
えっ、なんかめっちゃ笑ってる!!
カネゴンみたいなやつがニヤニヤしてます。
可愛い!!
ネコみたいなやつもいます。
驚くべきことに、植木鉢を兼ねています!!
背中から草が生えてます!
なんだこのセンス!!
他にも、可愛い子や意味分からない子がたくさんいます。
ぱっと見だと大きな作品しか見えないんですけどね。
見つけるコツは、しゃがんで子供の目線になることです。
小さめの作品とも目が合うようになります。
④ガチャガチャが楽しい
ガチャガチャは3種類くらいありました。コップのフチの太陽の塔とか。
弊職は岡本太郎記念館の所蔵品のミニチュアガチャを2回ほど。
結果がこちら!
右:「梵鐘<歓喜>」
左:「こどもの樹」
左:「こどもの樹」
なんか濃いのが出たなー。
って思ったのですが、岡本太郎作品は全部濃かったですね。
1回500円でした。
高いっ!!
「こどもの樹」の本物
全部の枝に違う顔が付いています。
展示では後ろに回り込めないようになっているので、360°見られるミニチュアが当たって良かったです。
「梵鐘<歓喜>」の本物
トゲトゲの鐘。
だけど、よく見るとトゲが人間の腕になっているんです!
タイトルは「歓喜」ですけど、鐘が腕を伸ばして叩く人を拒絶しているような雰囲気です。
ほんとセンス良いなぁ。
ナチュラルなパラドックス。
ちなみにこの梵鐘、叩くことができます。
木槌が置いてあるので、それで叩いてみましょう。
ゴーーーーン……………という除夜感満載の音がします。
逆に惜しかったところ
①作品にぶつかりそうな狭さ
ちょっとね、狭かったね。岡本太郎の自宅兼アトリエを改装した記念館なので、もちろん狭いことは仕方ないというか、そこに価値があるのは分かっているんですけどね。
ちょっと空間に作品を詰め込みすぎな気がしました。
気をつけていても作品にぶつかりそうになっちゃうことがありましてね…。
まとめ
岡本太郎の芸術は終わらない。作品という子供達が笑ったり泣いたりしている場所が、岡本太郎記念館なのです。
喜怒哀楽が正直で純粋な作品たち。
だからこそ、彼らから衝撃を受けたり、元気を貰ったりできるのでしょう。
岡本太郎記念館、ぜひ行ってみてくださいね!
関連情報
岡本太郎記念館 公式HP次は渋谷で見られる岡本太郎のパブリックアート「明日の神話」について語った記事がおすすめ。
岡本太郎先生からのメッセージ。
1度きりの人生なんだから、孤独を愛して自分にしかできないことをやろう。
ぼっちは悪いことじゃないんだぞ!
孤独がきみを強くする 岡本 太郎
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