2018年2月の読書記録。

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今月から、アートに関係する本もしない本も、まとめて読書記録をつけていきます。
明菜氏の頭を作っているのは、こんな本たちなんだなぁ。


春、戻る

ジャンル:小説
読みやすさ:★★★★★

突然現れた兄と名乗る年下の男性。
彼との関係に見覚えのない主人公さくらは、いたって普通の結婚を控えた女性。
最初は困惑するさくらも、「おにいさん」の天真爛漫さに心を許すようになっていきます。
「おにいさん」のお節介は、暗闇に放った過去から一つの幸せを掬い上げてくれました。

びっくり仰天!というほどの結末ではないものの、過去の嬉しかった記憶って埋もれがちだよね、という普通に温かいお話。
人が前に進むとき、過去は必ずエンジンになってくれるのです。

春、戻る
瀬尾 まいこ

by ヨメレバ


AI VS. 教科書が読めない子どもたち

ジャンル:社会・ビジネス・教育
読みやすさ★★★☆☆

個人的には我が意を得たりな1冊。
AIが人間の仕事を奪うという未来が現実的になってきましたが、将棋でプロに勝つ計算力と、人間社会をより良くする政治を執り行う能力は別物です。
だから、仕事は「AIに取られる仕事」と「AIにできない仕事」に二極化していくのでしょう。
じゃあ、今の若い世代は「AIにできない仕事」ができるのか?
「どうやらできなさそう」と警鐘を鳴らす本でした。

個人的なことを申し上げると、今は普通の企業で専門職みたいな感じで働いてるんですね。
一見専門的な業務でも、これはAIでもできそう、これはできなさそう、とか色々あります。
AIにできない領域をたくさん担って、食べて行けるようになりたい!
と思い、会社の外にも目を向けたとき、選択肢にブログがあったのです。
だから、本作は弊職がブログを書くことを後押ししてくれている本だと思っています。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子

by ヨメレバ


最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常

ジャンル:ノンフィクション、芸術
読みやすさ:★★★★☆

やっと読めた!これ、凄く楽しいです。
弊職はもちろん藝大ではなく、普通の大学に通っていました。
そんな人間からすると、入試問題や学生の生活の素っ頓狂さは想像すらできない領域です。
でも「好きだから制作する・演奏する」というのは、いたって普通のことですよね。
「好き」を動機にする人ほどキラキラしているのは、芸術分野の人でも、そうでない人でも一緒だよなーって思いました。

音校と美校の違い、それぞれの学科の特色が、学生や卒業生とのインタビューを交えてユーモラスに描かれた作品です。
カオス…は言い過ぎなんじゃないかな。
藝大には理解されにくい天才たちがたくさんいますけど、彼らはキワモノでもないし、非常識でもないんです。
本人の中ではちゃんと理屈が通っている、ということを解説した本ですよ!

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
二宮 敦人

by ヨメレバ



以上、今月の読書記録でした!