大盛り上がりの2018年冬季オリンピック。

いやー、すんばらぽーでしたね。
間違えた、素晴らしかったです。

弊職はカーリングのルールを知って、面白さを発見させて頂きました。
女子の銅メダルも、男子の健闘も、面白い試合を見せてくれて本当に感謝です。
それに、スピードスケート、フィギュアスケート、スキージャンプなどなど、毎日のようにメダル騒ぎでした。

ところで、今回は何気に女子のメダルが多くないですか?
スポーツで女性が活躍できるって、良いよね!
というわけで、今日は女性芸術家を特集します!そだねー!


メアリー・カサット

この人はもう説明不要かな?
19〜20世紀のアメリカ出身の画家で、フランスで大活躍しました。
ジャンルは印象派。

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メアリー・カサット「サマータイム」(1894年)
テラ・アメリカ美術財団

カサットの絵はちょこちょこ載せてるので、今回は1枚だけ。
この絵は爽やかだし、可愛い。
なんと言っても、カモが可愛い。
カサットは子供の絵も上手いのですが、セットで小さい動物を描くことが多いです。
猫や犬など。今回はカモ。
小動物と子供が触れ合っている絵なんて、可愛くないわけがないのです。


ベルト・モリゾ

19世紀の印象派の画家です。
モリゾ本人が描いた絵よりも、マネが描いたモリゾをモデルにした絵の方が有名という本末転倒。

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ベルト・モリゾ「舞踏会にて」(1875年)
マルモッタン・モネ美術館

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ベルト・モリゾ「ゆりかご」(1872年)
オルセー美術館

自然な風景を描いているところが良いです。
画家が女性だと、女性のモデルも気を許しやすいんじゃないかな。
なんか、雑談しながら描いていそうな雰囲気があります。
ガールズトーク。


マリー・ローランサン

20世紀の画家です。
エコール・ド・パリというジャンルになるので、藤田嗣治と同時代です。

ちなみに、この辺りの画家からは著作権が切れていないので、作品そのものの画像をネットで拾って貼ることができなくなります。
画集の表紙で雰囲気をお楽しみください。


お客さんを女性に絞った画家ですね。
ロマンチックな雰囲気や、可愛らしい色遣いは、完全に女性向けです。
乙女な雰囲気なんだなぁ。

ロリータ的とも言えるかな。
個人的には、乙女な絵にこそ闇があるように感じますが…。
第二次世界大戦でドイツに占領されたフランスにいたという背景もありますし。
可憐な絵を描く画家ですが、メンタルはかなり強かったことが伺えます。


フリーダ・カーロ

20世紀のメキシコ人画家です。
ジャンルは…強いて言うならシュールレアリスムかな。
両眉繋がりの絵で有名な人です。


こういうやつです。
「何が良いのか全然分からん!」というのが第一印象ではないでしょうか。
弊職も同意です。

ですが、作品から発される叫びは、伝わっているのではないでしょうか。
物凄く痛そう。
痛みに正直に、ギャーっと叫んで、ぶわーっと泣いてるんです。
激しい感情が伝わってきて、見ているこちらも体の節々が痛くなります。

フリーダ・カーロはどうも不幸美人といった感じなのです。
交通事故に遭い、一命は取り留めたものの、後遺症に苦しんだり。
結婚と離婚を繰り返したり。
美人で知的な雰囲気というだけで勝ち組っぽく感じますが、壮絶な人生を送る人っているんだなぁ。


ルイーズ・ブルジョワ

個人的に大好きな人。
2010年に亡くなった方で、20〜21世紀に活躍した芸術家、といったところでしょうか。
パリ出身で、アメリカで活躍しました。
ジャンルは…なんだろ、分からん。

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ルイーズ・ブルジョワ「ママン」(2002年)
六本木ヒルズ

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ルイーズ・ブルジョワの作品たち
テート・ブリテン(イギリス)

この人も痛々しい作品が多い…。
というか、内面を掘り下げていったり、思い出したくない過去と向き合ったりすると、痛々しい作品になるんでしょうか。

とはいえ、ルイーズのクモはグロテスクだけど母性の象徴なのです。
詳しくはこちら。


ジョージア・オキーフ

20世紀に活躍したアメリカ人画家です。
草間彌生が学生時代にオキーフと文通していたので、その文脈で知った方が多いのではないでしょうか。
ジャンルは…この人もどこに入るのかよく分からん。


オキーフは、動物の頭蓋骨やお花をモチーフに絵を描いていました。
むしろ、それしか無いくらいモチーフに固執していました。

骨にもお花にも言えるのは、吸い込まれるように滑らかな表面です。
あと、中心がしっかりしている感じ。
どっしりと構えた率直な絵画です。
静かで堂々とした世界観が特徴で、結構好きなんですよね。
人間が出てこないので、もしかしたら違う星の映像なのかな?って思うことも。


ニキ・ド・サンファル

20世紀のフランス人芸術家。
色々とセンセーショナルというか、暴走娘的なイメージの人です。
褒めてます。

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ニキ・ド・サンファル「Serpant chair」(1997年頃)
ニキ・チャリタブル・アート財団



ボコボコした形と眩しい色が特徴ですね。
そのボコボコさには生命力を感じます。
エネルギーがドクドクと脈打って、全身を流れていく感じ、しませんか?
鑑賞者にもエネルギーがドクドクと注入されてきます。
ポンプみたいに。

この人は絵の具を入れた銃をバカバカ撃って絵画作品を作るパフォーマンスでも有名な人なんです。
完全に暴走娘です。


草間彌生

出たー!
我らが草間先生です。
というより、草間女王。
ハプニングやポップなど、彼女の芸術スタイルは「女王」なんですよね。
しませんか、女王蜂感。

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草間彌生「南瓜」(2007)
フォーエバー現代美術館
※国立新美術館「わが永遠の魂」展にて撮影


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草間彌生「真夜中に咲く花」

日本で最も有名なアーティストです。
現時点で世界に通用するのは、たぶんこの人しかいない。
そして、草間彌生も性のトラウマ的な内面を掘り下げる表現だったりして、結構消耗する…
というか、ほんと女性芸術家はこういう立場の作品が多いな。

水玉モチーフは確かに可愛いんですけど、よく考えてみると気持ち悪いイメージも重なるんですよね。
ぶつぶつが大量発生してるわけだから…。


まとめる。

女性芸術家、思ったよりたくさんいましたね。
やっぱり昔は少ないんですけど、現代に近づくと急に増えてきます。
ただ、「女性ならではの表現」という褒め言葉がついて回るのが気の毒です。
もしかしたら、自分も戦犯なのかもしれないですけど。

男性画家に「男性ならでは」とは言わないですもんね。
この辺り、これからの男女同権社会でどう変わって行くのか?
当事者としても、鑑賞者としても、楽しみなところであります。


関連情報

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