毎月29日は肉の日です。
なので、本日3月29日は肉の絵を特集します。 その数、なんと29枚!! とは行かないです。 不定期に連載したいので、29枚なんてやってられません。 それでも、なんとか頑張って出血大サービスで… 3枚行きます!!ゴーギャン
ポール・ゴーギャン「ハムのある静物」(1889年) フィリップス・コレクションあ、結構美味しそう! 黄色って食欲が湧くんだねー。 テーブルが薄くて脚が細いのが不安な絵ですけれども。 あんなに大きな肉の塊を置いたら、脚がふにゃっと折れそうではありませんか? そこがこの肉絵の放って置けない感に繋がっているのです。 肉だけが大きくて、他は小さく・細く・脆く。 このアンバランスがオシャレ。 これはゴーギャンの「不安」を表しているんじゃないか? なんて説もあるのです。 弊職だったら、不安を悟られないように太く描くけどなー。 絵画の見方って色々だよね。モネ
クロード・モネ「肉の塊のある静物」(1864年) オルセー美術館これは…ちょっと生々しい…でもハムなのかな…? 生肉だったらテーブルに置かないですよね…? え、置く?置いちゃう? 肉の絵で気になるのは、どれくらいの時間をかけて描いてるのかってこと。 生肉を描くのにあんまり時間をかけていると、それだけで腐っちゃうんじゃないかなー。 モネはザザザッと絵を描く人なので、腐る前に描けるんでしょうけれども。 しかし、肉がドーンと置いてあって、小さいニンニクがころころしてる様子。 ゴーギャンの肉絵と全く同じです。 モネの方が先に生まれて画家になってるので、 ゴーギャン… パクったな…。ミケランジェロ
ミケランジェロ・ブオナローティ「ダヴィデ」(1501-1504年) アカデミア美術館美術界の肉。 それは間違いなく「筋肉」です。 ミケランジェロは彫刻家という肩書きの他、筋肉狂という肩書きもお持ちです。 ダヴィデさんの脚、腕、胴の中にパンパンに入っていて、皮膚をピンと張らせる筋肉。 好きです。 好きすぎて妊娠しそう。 ダヴィデのパーツで好きなのは、首から鎖骨にかけての筋と、パンパンの胴回りですね。 首から鎖骨にかけての筋は、彫刻とは思えないくらい浮き出してます。 筋と筋の間に喉仏が収まっていて、声帯が内側でじっとしてて… と、中の想像が掻き立てられます。 ほんと、石でできているとは信じられません。 腹筋は、言わずもがなですね。 肋骨を守るように胴体にまとわりつく感じが良いんだよなぁ。 6パックが全てではないのです。 やはり、全体的なバランスが重要です。 あー…。 でも左手の甲も捨てがたいなぁ。 くっきり筋が浮かんでいて、強そうな手です。 無駄な脂肪が無いのでしょう。 人間の男性でもここまで美しく浮かび上がる人はそうそういません。 分かってるよなぁ、ミケランジェロ筋肉狂は。 ところで今気づいたのですが、右足の後ろにある枝みたいなやつ、何でしょうね? こんなの前からありました? 全然気づかなかったです。 まだまだ見足りないという証です。 心して、もっと観察しなければ。まとめる。
色んな肉絵がありましたけれども、どれも美味しそうでした。 様々な意味で美味しそうだと。 そう主張したいです。 やっぱり、美術と肉は切り離せませんね! 美しいものは美味しくなければなりません。 その逆も然りです。 最後に、肉の日にかこつけて筋肉愛を語りたかったわけではありません。 これだけは声を大にして言っておかないと。 変な噂が立ったらいけません。 え、ダヴィデの所だけ文章量が多い? そんなわけ…あっ!!関連情報
ロダンもミケランジェロと良い勝負の筋肉狂です。 横浜美術館のヌード展では、ロダンの傑作「接吻」を見ることができました。 脚と背中の筋肉が良かったです。 野菜の日にちなんで野菜絵のカロリーを計算した記事もあります。 そういうアホなこともやってます。 とはいえ、メインコンテンツは展覧会の感想レポートです。 今までに行った展覧会一覧 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 ツイッターでは更新情報や、展覧会情報をつぶやいています。 基本、リプは必ず返信してます! 明菜(アートの定理)をフォローする 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします!
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