「汚術館」とは何か。

preview
さも流行っているかのような雰囲気で始まっておりますが、全然流行ってないので安心してくださいね! 弊職がおととい思いついた単語です。 「美術館の反対語は、何なんだろう?」 これについて真剣に考え、無駄な時間を過ごした結果、「汚術館」だろう、と。

もしも汚術館を開くなら。

この時点で十分に時間を無駄にしていますが、もう少し無駄にして妄想してみます。 どんな汚術品を飾りましょうか?

作品①幼稚園児とのコラボ

IMG_4495
汚して汚して汚しまくれっ! ってことで、汚しのプロである幼稚園児に集まって貰いましょう。 体育館を全面的に汚していただきます。 クレヨンや絵の具など、ありとあらゆるものを与えます。 好きなように遊んで貰おう。 その結果、子供達が遊んだ軌跡がポロックも顔負けなスケールで鮮やかに浮かび上がります。 計算のない純粋な線が出てくるはず。 床だけでなく壁も汚れてますし。 あれっ、このアイディア普通に良くない?

作品②

IMG_4497
峯岸みなみさんはじめ、片付けられないアーティストの皆さんに小さなアトリエを使っていただきます。 1週間、本気で生活していただき、どんな作品ができあがるのか実験します。 きっと生命の澱みのような部屋ができるでしょう。 汚術館にふさわしい展示ですね! 先ほどの子供たちの作品が「生の芸術」なら、こちらは「社会の縮図」です。 社会的なメッセージが溢れる展示になること間違いなしです。 峯岸さんには音声ガイドもご担当いただきたいですね。

作品③ネタ切れ

皆さんも考えてみて!

現代アートに投じる一石。

昨今、綺麗でない現代アート作品が人気になることがあります。 古典的な美術に比べれば、「美しい!」と思うよりも「変だな」「気持ち悪いな」と思う物が多いのは、疑いようのない事実。 (もちろん、美しさを追求した現代アートも沢山あります) アートが必ずしも美しくある必要は、そもそも無いんだなぁ。 心を掴まれる作品とは、意外としっちゃかめっちゃかな作品かもしれないし。 ある種のトラウマを残せるから、汚い作品の方がメッセージが強いこともあります。 そう考えると、「美術」って何だろう? 美だけを表現するものじゃないよね。 このような観点から、現代の美術に一石を投じる概念でもあるのです。 何がって、「汚術館」がですよ。

まとめる。

後付けの理屈は横に置いておきますけれども。 美術よりアートの方がしっくり来るよね、といった場合は確実にあります。 こんなときは「目指すものが美ではない」ってことなんじゃないでしょうか? 美術よりアートの方が漠然として感じるのも、同じなんじゃないかなぁ。 感じ方は人それぞれなんですが、弊職はそんな気がします。 とすると、Artの訳を美術とするのは不十分なのかも。 「汚術」という対義語ができちゃうからね。 あくまでも今回のはネタ記事なので、真剣に受け止める必要は無しですよー。 弊ブログは深いことを言っていそうで言っていない、潮干狩りのできる浅瀬です。 さ、眠くなってきたからそろそろドロンしましょう。 Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

関連情報︎

真面目な記事もありますが、思いつきで始まるネタ記事もあります。 「ひとりエンナーレ」は中々ウケました。 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ツイッターでは更新情報や、展覧会情報をつぶやいています。 インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
にほんブログ村