加工で更なるフォトジェニックを!

前回の記事で、会場での撮影テクニックをお伝えしました。 ・動いて見える構図を探す ・背景の写り込みを少なくする この2つを意識したら、こんな写真が撮れましたね!
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ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ「ラオコーン」(1584年頃) 個人蔵
正直、これだけでも結構がんばったな…と自画自賛。 彫刻の一部分だけを切り取る構図って難しいのよ… どうしても、全身入れたくなっちゃう。 ま、それは置いておいて。 今回は加工編なので、さっそく始めましょう! Snapseedという無料のアプリを使います。 Googleが出してる、ちゃんとしたアプリです。
Snapseed
Snapseed
開発元:Google, Inc.
無料
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※ボタンのサイズが変だったらごめんなさい…仕様です。 あと、私は英語版でiPhone使ってるからアプリも英語なんですけど、なんとなく伝わると思うので訳は無しで。

LOOKSで大まかに調整

チマチマいじっても大変なので、まずは全体をいい感じにします。 「LOOKS」はフィルターみたいなもので、全体的な雰囲気を整えてくれます。
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私はPortrait推しですね。 影が落ちるので、彫刻が立体的に見えます。 色味も派手にならないので、この後の加工もしやすいの。 Portraitにすると、こうなる。
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若干、良くなったでしょ? Portraitの他は、SmoothやPopもよく使います。

ホワイトバランスで黄ばみをオフ

ちょっと茶色っぽいのですが、大理石なので白くしたいんですよね。 ホワイトバランスをいじりましょう。 ツールからホワイトバランスを選んでください。
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これをいじると、青っぽくなったり赤っぽくなったりします。 今回は大理石で人物の彫刻なので、乳白色に近づけるのが良いかな。 Temperature: -26 Tint: -3 にしてみました。
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うん。 白くなった。

個別に映りを調整

ここが山場です! 加工の花は個別調整にあります。
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個別調整で影を出していきます。 かなり暗く加工しましたねー。 目安は腕の筋肉と胸の骨(筋?)の影です。 おじさんの筋肉が綺麗に見えるように、影を濃くしました。 Brightness: -68 Contrast: +26 Saturation: -4 Ambiance: -58 Highlights: -75 Shadows: -25 Warmth: -2 マイナスばっかり。 特に明るさとハイライトのマイナスが大きいですねー。
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急にそれっぽくなってきた!

彫刻らしさを取り除く

正直、ここまでの加工でも十分です。 が、なんか彫刻っぽい硬さが残ってるんですよねー。 柔らかい皮膚と肉の感じを出したい。 で、少し壊してみます。
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輪郭のシャープさをいじる機能で、逆にほんわかさせます。 Structureを -51 にしてみました。
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うーん、あんまり変わってないかも。 でも顔のゴツゴツが少し取れて、人間の肌に近づきました。

おじさん以外をぼかす

ラオコーン像は3人で構成されてます。 写真の主役としたおじさん以外に、2人の子供がいるんですね。 写真では後ろの子供がカメラ目線になってて、おじさんより目立ってる…ちょっとボカしましょう。
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小さい円の内側はくっきり、大きい円の外側はぼんやりします。 円の大きさも変えられるので、円周を触って調整してください。 Blur Strength: +24 Transition: +36 Vignette Strength: +15
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おじさんの顔だけは一番内側の円に入るようにします。 子供の顔はなるべく円の外に出るように。 もう少し円を小さくしても良かったなー。
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後ろの子供の印象が少し弱くなりました。 おじさんにはピントが合った状態なので、主役が分かりやすい写真になりましたね!

ザラつきを加える

激しい戦いのシーンなので、乱れた感じを出したいです。 画面にザラつきを加えましょう。
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Grainy Filmをいじると、砂っぽいざらつきが加わります。 今回はほんの少しだけやってみました。 Grain: +33 Style Strength: +20
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ほんの少し、おじさんの胸から鎖骨のあたりがザラつきました。 ホコリやチリが舞ってるみたいで、よりリアルに。 フォトジェニック!

完成!

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ただの彫刻の写真から、物語になった…! 骨や肉の隆起を強調しつつ、いらないところにガッツリ影を落とすと、こうなるんです。 左側へ引きずり込もうとする蛇と、右側へ進もうとするラオコーンの戦いが見える。 他の写真も、同じように加工しました!
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もうね、自分の加工後の写真が気に入りすぎて、何時間でも見ていられます。 彫刻はそのままでも十分美しいんだけど、加工後の写真には「私が感じたラオコーン」が写ってる。 Snapseedは無料でいろんな機能があるから、本当におすすめ! 加工する前の構図はどうやったら決めたらいいの?って人へ。 前回の記事で書いたので、こちらを見てくださいね! Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

展覧会基本情報

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展覧会名:ミケランジェロと理想の身体 場所:国立西洋美術館 最寄駅:上野駅 会期:2018/6/19〜9/24 所要時間:1.5時間 観覧料:一般は1600円 公式HP:http://michelangelo2018.jp/

関連情報

ミケランジェロと理想の身体展の感想はこちら。 ダヴィデ =アポロのことしか書いてないけど。 ミケランジェロと理想の身体展が好きな人は、ルーヴル美術館展も絶対気に入るはず。 「肖像画」がテーマなので絵画が来るかと思いきや、彫刻が凄く多い。 画像が手に入らなかったので、私のブログは絵画の画像ばっかり貼ってますけど…。 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ただいま、ツイッターの情報発信を強化中。 ブログ更新情報はもちろん、最新のアートニュースもお届けします。 インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
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