晴れれば猛暑、降れば豪雨。

外出するのも億劫なら、晴読雨読で良いんじゃない? 電子書籍なら自宅にこもったまま、本を手に入れられるのです。 美術関係の本も、電子書籍で読めるものがあるんです。 美術専門誌とか、美術史解説本とか、芸術家の生の言葉とか… Kindle・楽天koboで今すぐ読めるおすすめアート本を、独断と偏見で5つ紹介します!

美術手帖

美術手帖2018年8月号
リニューアルされた美術手帖は、電子書籍でも読めるようになりました。 雑誌と同じレイアウトなので、タブレットの大きな画面が良さそう。 私はiPhoneの小さい画面で頑張ってるけど。 美術に関する情報が全て手に入る、国内有数のアート情報誌です。 ・全国の美術展情報 ・アートの最先端トピック ・注目アーティストのインタビュー …って、今さら紹介する必要ないよね? このブログ記事を書いた時点の最新刊は2018年8月号。 表紙はポストパフォーマンス。 だけど、私が一番気に入った記事は風間サチコさんのインタビューです。 2017年の横浜トリエンナーレで受けた衝撃ね。(過去記事のたどたどしさも味) 彼女の頭の中で何が起こっているのか、よく分かるインタビュー記事でした。

岡本太郎「孤独がきみを強くする」

孤独がきみを強くする
最近、岡本太郎本のKindle化が進んでます。 名言「芸術は爆発だ!」や大阪万博の太陽の塔のイメージが強い芸術家ですが、本もたくさん出しているのでした。 このブログ記事を書こうと思ったきっかけのツイートがこちら。
そうだよね、と。 強く同意したわけです。 「自分の中に毒を持て」も電子書籍になってるし良い本ですが、今回おすすめしたいのは「孤独がきみを強くする」の方。 本当に1人で自給自足して生きていくことは不可能に近く、誰しも他人と何らかの関わりを持っています。 大なり小なり、悪目立ちしないようにやりすごすシーンは訪れます。 こんなシーンが続くと「私って何のために生きてるんだろう?」と感じる。 そういうときに読むべき本です。
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1つのエッセイが1画面に収まる量のテキストで、読みやすい。 それにしても、私はマーカー引きすぎだね。

世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
これがサクサク読めるなら、世界史と西洋美術史の基礎知識は十分な証拠。 そんなレベル感の本です。 正直、ビジネスエリートに美術の教養が本当に必要かは分からない… むしろ雑学っぽいコラム部分の方が営業トークに活かせそう。 「古代ギリシャのオリンピックは全裸だった」 「チューリップバブルで球根の先物取引が生まれた」 自分の仕事と美術が繋がるキャッチーなネタを集められます。

神のごときミケランジェロさん

神のごときミケランジェロさん (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)
常時おすすめしている漫画「神のごときミケランジェロさん」 この記事を読んで買ってくださった方もいるみたいで、「買いました!」って声が届きます。 ルネサンスの三大巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロラファエロ。 ミケを主役に、ライバル芸術家やパトロンとのエピソードを笑える漫画で学べます。 子供の頃に「お前、絵ヘタだな」と友人を煽って鼻を殴られ、ブチャになったのがコンプレックスだったとか… ミケのエピソードはどれも「愛すべき不器用な天才」なのよ。 ギャグ漫画なのでたくさん笑えます。 でも、ミケ作品の素晴らしさもきちんと伝わる。 ギャグと感動のギャップが大きくて、ここまで充実した1冊って見たことない。

いちばんやさしい美術鑑賞

いちばんやさしい美術鑑賞 (ちくま新書)
売れ行きが物凄いらしく、初版でも1万部近かったのに、1週間で重版かかったらしいです。 青い日記帳は美術ブログの「草分け」だし、特別なブログですけど、改めてネットの影響力を知りました。 「見る専」代表として、Takさん絵を見るポイントを語った本です。 感想は既に2回もドロップしました。 まず、現代の美術を扱った第15章(池永康晟さん)が好きです。 本人が読むことを想定しているのか、凄くアツい。 同じ時代だから、リアルタイムの応援ができるんですよね。 いまトピでは、「いちやさ美術」を持って西洋美術館に行きました。 本物を見ながら読むと、鑑賞のポイントが身につきます。 ネット通販サイトの画像でまで入るのは、筑摩書房で画期的なことなんだとか!

まとめる。

電子書籍の良いところは、 ・家にいながら買ってすぐ読める ・物理的な本棚に空きが無くても大丈夫 ・紙より少し安いことが多い この3つ。 作品集の場合、紙にしか出せない質感やサイズがあるので、一概には言えないけれども。 読みものだったら電子のメリットが十分に活かせます。 新書や文庫の美術本が増えているので、電子書籍で読むの、おすすめです! Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

関連情報

ミケランジェロと理想の身体展、開催中です。 ミケ作品は2点ですが、西洋美術にとってどれだけミケが欠かせない人材だったか、よく分かります。 「アートの定理」でも書いたし、 楽活にも寄稿しました。 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ただいま、ツイッターの情報発信を強化中。 ブログ更新情報はもちろん、最新のアートニュースもお届けします。 インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
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