「ドローイング」の意味を調べてみました。

IMG_9850
なんとなくしか分かっていないけど、今さら聞けずに流している用語の1つが「ドローイング」です。 鉛筆で描いたモノクロの絵 って感覚ですが、どうなんでしょう。

ドローイングとは?

IMG_9845
フィンセント・ファン・ゴッホ
美術用語でドローイングは「線画」と訳されます。 線がメインになる作品、ということですね。 鉛筆ペン木炭などがよく使われるとのこと。 基本的には、一色だけなんだそうです。 カラフルでも良いんですが、線が主役でなければ「線画」とは呼ばないな…

語源から考える「ドローイング」のニュアンス

IMG_9847
エドガー・ドガ
そもそも、英語の「draw (ドロー)」にingをつけた形です。 draw=描く、と思いきや、他の意味もあるのです。 よく使うのは、 draw the curtain (カーテンを引く) ですね。 「〜を引く」という意味でも使う動詞なのです。 手前に引き寄せるニュアンス。 だから、絵についてdrawを使う場合は「線を引いて描く」なんです。 鉛筆や木炭であれば何でもドローイングなのではなく、「線を引いてできた作品」のことなんですね!

業界によって「ドローイング」の意味は違う!

IMG_9846
この記事を書くにあたって、「ドローイング とは」でググったんですよ。 検索結果は美術関係だけではなく、いろんな業界の「ドローイング」が出てきました。 例えば、建築業界だったら「製図」「図面」って意味なんですって。 語源の「線を引く」から発想すれば、真っ直ぐな線を引く方がスタンダードな気もしてきます。 あと、なぜか筋トレの記事もヒットしました。 お腹をへこませて腹筋を割るトレーニングらしいです。 筋肉を鍛える呼吸法っぽいんですけど、なぜドローイングなんでしょうか? 迷宮に入りかけています。 ちなみに、バキバキに割れるらしい。

「デッサン」との違いは?

IMG_9848
ミケランジェロ・ブオナローティ
いくつか説があるようです。 ・ドローイングとデッサンは別物 ・ドローイングはデッサンの一部 ・デッサンはドローイングの一部 多分、何を完成品とする作家かによって捉え方が違うのだと思われます。 個人的には、デッサンはドローイングの一部派なんですけどね。 私は描かない見る専だから、よく分からんです。

色に主眼を置く場合はペインティング

IMG_9849
クロード・モネ《睡蓮の池、バラ色の調和》(1900年) オルセー美術館
絵画paintingと訳されることが多いです。 油彩・水彩はペインティングですね。 ただし、モノクロの油画・水彩画もペインティングなので、注意。 だとペインティングになるのかなぁ。 確かに細い毛が束になったのが筆だから、無数の線の束と考えると、それはですね。

まとめる。

「ドローイング」とは、線が主役の絵のこと。 言葉の定義がはっきり分からないと、自分の文章で使うに使えないんですよね… 自信持って説明できない言葉を使うと、誰かから突っ込まれないか不安で眠れなくなります。 数学の教授は特に定義にうるさかったのです。 何はともあれ、これでブログでも「ドローイング」が使えるってこと。 線画を見かけたら、積極的に使っていきます! Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

関連情報

私こと明菜は「美術ブロガーなのに絵が下手」でおなじみですが、もう少し時間ができたら描く練習もしてみたいです。 持ち味の下手さを消すわけではなく、作り手の気持ちを理解したい。 この本良さそうじゃない? “絵を学ぶ思考と方法"そのものを論じた画期的な一冊なんだって。 じゃあモノクロで線っぽければ何でもドローイングかというと、そうではないので注意。 版画の場合はドローイングとは言わないですね。 彫ってるからかな。 見た目は線画に似てることもあるけれど… そういえば、美術検定まであと2ヶ月くらいになってしまいました。 最近は他の試験のために勉強が滞ってるんですが… 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ただいま、ツイッターの情報発信を強化中。 ブログ更新情報はもちろん、最新のアートニュースもお届けします。 インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
にほんブログ村