山種美術館の和菓子は今回も美味しい!

山種美術館といえば、美術品より和菓子のイメージが強いのは私だけではないと思う… 花より団子な美術ブロガー明菜。
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特別展「皇室ゆかりの美術」と合わせ、美術館併設のカフェ椿にも行ってきました。 毎回恒例の食レポです。 今回いただいたのは「ちとせ」。 下村観山《老松白藤》をモチーフにした和菓子です。
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下村観山《老松白藤》(大正10年) 山種美術館
この作品だけ写真撮影OKです。 NOフラッシュなど、マナーを守って撮りましょうー。 木肌の青さ、藤の白の透明感など、本物の色遣いは本物の自然を上回る美しさ。 内側から溢れるような金と色の光が、たおやかな優しさで眼球を撫で回します。 丁度良い曇りの日っぽくて気に入った作品です。 それては、白藤を銀箔で表現した可愛らしい和菓子「ちとせ」をいただきます。 さっそく一口!
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おっ!?甘い! メニューに「柚子あん」と書いてあるので、きゅっとした酸っぱさを想定して受け入れる口になってたのですが、こっくりした甘味です。 あんこの甘味をじっくり味わっていると、後から柚子の酸味がすっと抜けます。
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和菓子の味ってどうしてこんなに優しいんだろう。 あんこって密度は高いのに、小豆の自然な味がする甘味だからあっさりして感じます。 胃を撫で回すような優しさ。 合わせるお茶は東方美人にしました! お菓子が柚子あんだから、お茶はさっぱりしてる方が良いかなって思って。 抹茶だと味が濃すぎるかなぁ、と。
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結論、東方美人にして大正解でした! 高級ウーロン茶のサラッとした味と柚子あん、相性抜群です。 温かいお茶の優しさで、さらに胃が撫で回される…。 良い意味で薄い味・薄い香りなので、お菓子の柚子の風味と喧嘩しなくて良いですね。 最後まで柚子の香りを大切に食べることができました。 和菓子を食べるときは抹茶のイメージですが、ウーロン茶も良いなーって思いました。 お試しあれ。 ちなみに、お茶を勢いよく注ぎすぎてしまい、1杯目はお茶っ葉が入ってしまいました。
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お茶碗の中に黒い葉っぱが… 綺麗じゃないですね…。 が、写真加工アプリのSnapseedで消しました。 おおむね成功です。
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で、カフェを後にしてロッカーの荷物取って颯爽と帰ろうとしたら、「明菜さんっ」と呼び止められ… なんと、かるびさんにバッタリお会いしました! ご家族でいらして、かるびさんご一家もカフェでダラダラしてたっぽいです。 奇遇だねー。 山種美術館の特別展「皇室ゆかりの美術」の内容は、かるびさんのブログを読んでくださいね。 多分、今回は私は書けないと思う。 超おすすめなんだけど、他のネタか詰まってるので、今回はブログ記事的にはパスだなー。 前期は11/17〜12/16、後期は12/18〜1/20で、展示替えもあります。 後期も絶対見に行くって決めてるくらいおすすめだけど、仕事量的に書けないんで! かるびさんのブログで!ね! さて、今回は眼球や胃を撫で回す記事になってしまいました。 が、この表現がしっくり来るんだよなぁ。 Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

関連情報

山種美術館は毎回の展示に合わせてお菓子のデザインを変えていて、凄いですよね。 ベースとなるあんこの味は同じなんですけど、お菓子で作品を表現するのは毎回悩んでいるはず。 少し前の展示「水を描く」では「杏入り練り切り」をいただきました。 和菓子って、楊枝みたいなので食べるし、そもそもお皿じゃなくて紙に載ってるし… ってことで、フォークで食べるケーキとは全然違う食べ方になります。 私も慣れるまでどうやって食べたら良いのか分からなかった… 綺麗に食べる方法も書きました。 2018年夏の「水を描く」展は最高でした。 荒々しい大波から静かな池まで、色んな自然の水を描いた日本画を集めた展覧会。 本当に水の音が聞こえるし、寒色だからか体感温度も下がるんですよね。 アートの力って凄い。 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ただいま、ツイッターの情報発信を強化中。 ブログ更新情報はもちろん、最新のアートニュースもお届けします。 インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ Instagram 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
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