『The Eyes and Hands—クラフツマンの感性—』主観レビュー。

銀座ミキモトの展覧会がデジタルアート味があって面白かったので、紹介させてください!
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展示風景
展覧会『The Eyes and Hands—クラフツマンの感性—』が始まりました。 ジュエリーが展示されているのですが、今回の展覧会は「ジュエリーが生まれる過程」の方に着目しています。 クラフツマン、つまり職人と同じ目線で手元を見るような展示になっています。 あらゆる角度からジュエリーを見るため、くるくるできる謎の装置を触ったり…
ルーペや天秤などの道具から、工房らしさをそのまま感じたり。 理科の実験室のような雰囲気もあって、いわゆる「ジュエリーの展覧会」とは一線を画す展示内容でした。 金属に穴を開けたり磨いたりして、ようやくジュエリーの形になるところを、ステップごとに解説するのとか… 基本的に途中経過は企業秘密ものだと思うのですが、これは出して良いんですね。
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展示風景
デジタルアート味があると思ったポイントが2つあって、1つめはプロジェクションです。 会場で貰える白い紙を所定のスペースに置くと、紙をスクリーンにして映像が流れ始めます。
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展示風景
「そんなに綺麗に出るわけないよー」「私の番になったら急に故障するんだろう」と、かなり疑ってかかったんですが、滑らかな映像を楽しむことができました! 紙を置くとふわっと現れるので、現実と映像の継ぎ目を感じなかったです。 クラフツマンの目線で手元を映したような映像で、下の写真は真珠を選り分けているところ。 他にも2種類の映像があるので、計3種類を見ることができます。
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展示風景
もう1つのデジタルアート味ポイントは、LINEを使った企画。 展示室の入り口あたりにあるQRコードを読んでミキモトをLINEで追加しておきます。
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展示風景
展示の中で「トーク画面に『○○』と入力してください」と書かれているので、そのとおりにすると…
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LINEで解説が送られてくるんです! 商品へのリンクがあるのと、最初にミキモトをLINEで追加しているので、マーケターの術中にハマっているような気もしますけど… 自分のスマホを使って展覧会の内容を深めていくのは面白いと思いました。 こういうのをミキモトがやるのって意外に感じませんか? IT企業がデジタルてんこもりでイベントやるのは当然って感じがしますけど、ジュエリーの展覧会で盛り込んできたのが面白いです。
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展示風景
そもそも銀座ミキモトの7階のギャラリーに行くまでが敷居高い感じするかもしれないですけど、実はそんなこと無いですからね。 お店に入ると受付の方が近づいてくるので、「ギャラリーに…」とか「7階へ…」とか言えば大丈夫です。 エレベーターまですっと案内してもらえます。
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展示風景
無料のギャラリーでは度々展覧会が開催されています。 あまり派手にPRされないせいか、ミキモトの名前に反して展覧会の認知度が低いような気がするので、皆さんもぜひ。 Share!▶︎ このエントリーをはてなブックマークに追加

展覧会基本情報

展覧会名:The Eyes and Hands—クラフツマンの感性— 場所:銀座4丁目本店7階ミキモトホール(銀座) 会期:2019/7/26-9/2 休館日:8/21(水) 開館時間:11:00-19:00 ※8/30(金)は14:00から開場(最終入場は18:45まで) 所要時間:30分 観覧料:無料 公式HP:https://www.mikimoto.com/jp/news/eyesandhands.htm

関連情報

ミキモトはボンボニエールの展覧会もやっていて、盛況でした。 祐天寺のアクセサリーミュージアムでは大量のコスチュームジュエリーを見ることができます! 戦後日本のアクセサリーをまとめた本が出版されています。 弊ブログのメインコンテンツは展覧会の感想です。 最新の展覧会情報はこちら。 今月の展覧会 今までに行った展覧会一覧 ツイッターでは、ブログに載せていない写真も掲載しています! インスタグラムも。 1人でアート大喜利やってます。 明菜氏のインスタ Instagram 最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました! 良かったら応援クリックお願いします! にほんブログ村 美術ブログ いろいろな美術・アートへ
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