19世紀は、風景画にとって激動の時代。 歴史の証人とも言える絵画が、フランスから日本にやってきました。 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《突風》1865-70年 Inv. 899.16.23 ランス美術館 © MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwer SOMPO美術館で『ランス美 ……
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カテゴリ: 展覧会の主観レビュー
むっちりボディを拝もう!特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ」
特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ」主観レビュー。ほとんど仏像を見た経験がなかった頃は、「全部同じじゃないの?」と思っておりました。 お寺に行ったり展覧会に行ったりするうちに、少しずつ自分の中にデータが蓄積されてきたようで、個性に気づける ……
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未来は良くなっていく?『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』
『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』主観レビュー。大量消費の時代が終わり、ファッションはどこへ向かうのでしょうか? 国立新美術館で『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』が開幕しました。 昭和初期から今までのファッション、こ ……
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怒・哀の世界に楽を。『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』
『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』主観レビュー。最近、美術館の展示を見るときに意識していることがあります。 それは、〈喜怒哀楽〉のどれにあたるのか考えることです。 個々の作品や展示全体が〈喜怒哀楽〉のどれにあたるのか、考えながら見ています。 ……
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アール・デコって何色?『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』
『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』主観レビュー。旧朝香宮邸の居心地よさは、色彩の秘密にあるのかもしれません。 東京都庭園美術館で『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』が開幕しました。 朝香宮夫妻の邸宅として使われていた本館は、建物自体が美術品 ……
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石の話を聞いて手助けをする。『イサム・ノグチ 発見の道』
『イサム・ノグチ 発見の道』主観レビュー。時間がかかったって良いじゃないか。 馬のように速く駆けるのではなく、牛のように力強く生きていこう。 と人生を学びました。 「あかり」インスタレーション 東京都美術館で『イサム・ノグチ 発見の道』が開幕しました。 イサ ……
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美人画にざわめく。『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』
『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』主観レビュー。生々しい感情を称えた美人画。 それは美しさを超え、見る人を惹き付けて離しません。 展示風景 東京ステーションギャラリーで『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』が開幕 ……
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1つの作品で遊び倒せ!アートの見方が無限に広がる『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』
『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』主観レビュー。「美術の見方」を根底からひっくり返す展覧会が始まりました。 伊庭靖子《無題》2004 暗い展示室で懐中電灯を使ってアートを鑑賞したり、白と黒の絵画を展示するセクションを設けたり。 今までの展覧会とは全く異なり、 ……
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日常、非日常、生きる、生き延びる。『日常のあわい』
『日常のあわい』主観レビュー。「生きる」ことが楽しくなる。 そんな展覧会だと思います。 岩崎貴宏《テクトニック・モデル》2021 展示風景 金沢21世紀美術館で、特別展『日常のあわい』が開幕しました! 日々の暮らしの中にある不思議な習慣や、震災やパンデミックによっ ……
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茶道を始めたくなる!『近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―』
『国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ 近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―』主観レビュー。美術が好きな知人の間でも、「茶碗はどう見たら良いか分からない」と話題になることがあります。 それは、東京でせかせか暮らす私たちに、茶の湯を楽しむゆとりが無いからでは ……
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