柱頭って見分けられますか?

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建物の柱の上の部分のことを柱頭というのですが、
ギリシャ建築の場合、柱頭に飾りがついてるんですよね。

この飾りには、色んな種類があるんだなぁ。

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古い順に、ドーリア式、イオニア式、コリント式です。
新しくなるほど、飾りが細かくなっていきますね。

しかし、それぞれの装飾と○○式という名前、暗記できますか?
美術検定1・2・3級テキストのp.115にサラッと書いてありますが、意外とこういう所から出題されそうで嫌な感じ。

ドーリア式
イオニア式
コリント式

なぜ全部カタカナ4文字なのでしょうか…?
文字の雰囲気が似ているので、暗記しにくくないですか?

そこで、覚え方を考えたので見てください!
さあ、アナタも今すぐ紙とペンを用意して!


ドーリア式の覚え方

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とにかく、直線を意識して書きます。
「ア」の所でしっかり角度をつけてカクッとするのがポイントです。
丸くしてしまうと他の柱頭に見間違える可能性があり、危険ですよ!


イオニア式の覚え方

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「イ」と「ア」のクルクルがポイントですね!
両サイドをきちんとクルクルさせるのが重要です。
ここまでのクルクルはドーリア式・コリント式では再現できません。


コリント式の覚え方

残念ながら、良い感じのデフォルメができませんでした。
仕方がないので、「ドーリア式とイオニア式以外のやつ」と思っておきましょう。
前の2つを覚えていれば、消去法で正答できるはずです。


柱の太さとかも関係がある

ドーリア式→一番太い
イオニア式→中くらいの太さ
コリント式→一番細い

ということで、技術の向上を感じさせますね。
この辺りはあえて覚えなくても、問題をしっかり読めば答えられるはず。


練習問題

○○式と書いていない画像も置いておきますね。
練習問題として使うも良し、試験直前に暗記できているかチェックするのに使うも良しです。
この機会にぜひ保存を!

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パブリック・ドメインの画像を編集しただけなので、どうぞご自由にお使いください。


まとめる。

今、この記事を鼻で笑ったアナタ!
チラシの裏で良いので、上の画像のような感じでドーリア式・イオニア式と書いてみましょう!
意外と難しいことが伝わると思います!

こういう時って、あれじゃないかな。
右脳と左脳を両方使ってるから、真似して書くだけでも脳が活性化するんじゃないかな。(適当)
暗記力もぐんぐん上がっている最中でしょう。(凄く適当)

「通信量の無駄遣いだったな」と感じる方もいるでしょう。
でも、低IQ全開で開き直ったこの記事は、きっとアナタの印象に残るはず。

しかしカタカナってどうしてこんなに覚えにくいのでしょうか?
西洋美術史はカタカナのオンパレードなので、前途多難なんだなぁ。


関連情報

美術検定のテキストはこちら。
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト

美術検定実行委員会
by ヨメレバ


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